信越本線(高崎~横川) | キャバリア マリーとララ ララとルル ルルとリラ

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とうちゃんのロードバイク走行記録を中心にしたブログです。

信越本線は群馬県高崎から長野県の軽井沢、長野、新潟県の直江津を経て新潟に
至る路線でしたが、1997年の長野新幹線開業に伴い群馬県内は横川~軽井沢間が
廃止となり分断されてしまいました。

長野県内も軽井沢~篠ノ井間は第三セクターの「しなの鉄道」に移管され、
長野~金沢間の北陸新幹線が開業すれば長野~直江津間も移管予定だそうで、
こうなると信越本線はかつての路線の半分が消えてしまいます。

もはや信越本線の高崎~横川間は昔の名前のまま出ていますといった感じです。

まずは高崎駅。
右側の高い建物はヤマダ電機の店舗で本社もここ。
ヤマダ電機 ・・・ 液晶テレビのあまりにも情けない対応にあきれ果て、
それ以来足が遠のきました。
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在来線は1階(2~8番線)、上越、長野新幹線は3階(11~14番線)です。
ちなみに上信電鉄は0番線を間借り。
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高崎駅周辺は交通量も信号も多くロードバイクでは走りたくない地域なので休憩も
そこそこに走りだしました。

次は北高崎駅。
走行時間より信号待ちの時間の方が長かったかもしれません。
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ここもそそくさと出発、国道17号と18号の分岐点に向かい国道18号に進みます。

国道18号は碓氷川に沿って伸びている道路でほどなく群馬八幡駅に到着。
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先日の榛名山の帰りに寄った駅です。

次は安中駅。
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ローカル色が出てきましたね。

貨物用のディーゼル機関車が止まっていました。
安中駅の背後には線路際から山の上まで東邦亜鉛の製錬所があります。
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製錬所に貨物線が引き込まれており、この機関車は貨車の入れ替え用みたいです。
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安中駅から4kmほど離れた国道18号に沿う旧中山道には杉並木があるので寄って
みました。
かつては日光の杉並木のような景観だったのでしょうが現在は枯れて伐採した跡に
植えた若い杉が大半で巨木と言えるのは数本ほどでした。
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次は磯辺駅。
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磯部といえば温泉と煎餅を思い浮かべますが、浸かったことも食べたことも無し。
駅前が温泉街のようですが閑散として客待ちのタクシーがいるばかり。
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この円形の花壇にはこんな石が置かれています。
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江戸時代(1661年)に当地で出された文書内の地図にこの温泉記号があり、
これより古い例が見つからないということから「日本最古の温泉記号発祥の地」
ということだそうです。

次は松井田駅。
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駅名表示板に標高の表示があるのを知りました。海抜276.84mなり。
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電車が到着、緑にオレンジのミカンをイメージした湘南カラー。
降りた乗客は3人でした。
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かあちゃんに言わせればカボチャカラー。

次は西松井田駅。
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ここまで来ると妙義山が大きく見えるのですが、この日は曇りがちではっきり
見えませんでした。
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西松井田駅を過ぎると線路は国道18号と並びます。
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こういう場所は鉄道写真ではよくある構図。
電車の通過を期待したのですが出合わないままドライブイン「おぎのや」に到着。
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上信越自動車道が開通してから国道18号の通行量は減り、この辺りのドライブインは
すっかり寂れて「おぎのや」くらいしか残っていません。
「峠の釜飯」の強さと他に店がないことが合わさって「おぎのや」の駐車場はいつも
賑わっています。

昭和42年に「おぎのや」の峠の釜飯をモデルにしたテレビドラマが放映され、
一気に「峠の釜飯」が全国に知れ渡ったといわれています。
とうちゃんもこのテレビドラマを見ましたがなかなか面白かったです。
群馬県からはるか離れた所にいたとうちゃん、釜飯に初めて対面したのはそれから
17年後のことでこのドライブインでありました。

「おぎのや」から国道を挟んで一段高くなったところが横川駅です。
横川駅に立ち寄るのは初めてで、国道側に駅舎があると思ったのですが駐車場が
あるだけでした。
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山側に回るとこじんまりとした駅舎が現れました。
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駅舎の右側にはホームと駅の外からでも買える「おぎのや」の売店があります。
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とうちゃんが子供の頃は、大きな駅では列車が到着するたびに駅弁を山積みにした
箱を首に掛けて「ベントー、ベントー」と売り子さんがホームを歩いていたのを
見たものでしたが ・・・ もうすっかり昔の話になりました。

駅舎のすぐ前の坂道に時代を感じさせる「おぎのや」の建物が ・・・
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帰宅後調べてみたらなんとこれが「おぎのや」本店です。

駅舎入り口の左には電気機関車の動輪が置かれています。
動輪の直径は112cm、ロードバイクのタイヤは70cm。
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レールの幅は106.7cmで機関車の幅は280cm。
こうして見ると狭軌のレール幅はずいぶん狭く感じます。
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「おぎのや」の所有物でした。
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かつては山の向こう側まで伸びていた線路ですが ・・・
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1893年(明治28年)に横川~碓氷峠間の延長11.2km、標高差553m
の区間に18の橋梁と26のトンネルを建設する難工事の末に悲願の開通を果たし
ましたがその歴史は104年で終わりました。

駅名表示板は横川の次は空白です。
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断ち切られた線路の終端には小石が積まれています。
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しかし、この先にあった車両基地がテーマパークの「碓氷峠鉄道文化むら」として
建設され線路が残されています。
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敷地内には碓氷峠で活躍した鉄道車両だけでなく北陸や九州で活躍した車両も保存され
遊覧列車の運行も行われています。

国道沿いのフェンスから見える車両を撮ってみました。
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外からは一部しか見ることはできませんが相当数の車両があるようです。

「碓氷峠鉄道文化むら」にそって国道18号をさらに進むと碓氷バイパスと碓氷峠旧道の
分岐点となります。
その上に見える橋は上信越自動車道の橋です。
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とうちゃん、この次ここへ来るときは碓氷峠旧道を上り軽井沢まで行くぞと心に思い
ながらここで帰宅の途についたのでありました。

最後に釜飯の話題をもう一つ。
我が家にはずいぶん前に買った釜飯のお釜があり、かあちゃんは茶碗蒸しを作る時は
このお釜を使います。
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具も卵もたっぷり入ったマリララ家特製茶碗蒸しが出来上がります。