利根川の水上を行く

住宅街を走るとモクセイの花の香りが切れ目なく続くマリララ地方。
こんな穏やかな日はゆっくりとサイクリングを楽しむのも良いものです。

この日はなんとなく利根川を下流に向かって走りいつもは通過する利根大堰（武蔵大橋）
を撮ってみました。

堰の手前にある取水口。

利根川上流のダムの貯水率の低下が問題になっていましたがこの前の台風で解消された
のかニュースでも見かけなくなりました。
堤防の下を通って４つの水路（武蔵水路、見沼代用水路、埼玉用水路、邑楽用水路）に
たっぷり流れています。

大堰を横断したところの土手下に行田サイクリングセンターがあります。

いつもトイレ休憩に利用していますが　・・・　毎回あるものが　・・・　出るんです。
このニャンコ。

自転車をとめると植え込みの中からニャーとネコナデ声で近づいてきてゴロンと横になります。

とうちゃん、出発する時にキャンディーを１つ口に入れるのですがキャンディーの袋を
バサバサさせるとガバッと起き上がりすり寄ってきます。

こんなところはマリララそっくりです。

更に４キロほど進むと道の駅に到着です。

ここには昭和橋が架かっています。

これまで渡ったことがなかったのでこの橋を渡り群馬県側を走って帰ることにしました。
利根大堰を過ぎて到着したのは　・・・

この場所は火野正平の「日本縦断　こころ旅」で紹介されました。
常夜灯の側にある１つしかないベンチで夕焼けを見たという視聴者の投稿を受けての
ことでした。

なかなか風情のある常夜灯ですが灯がともるまでのんびりできません。

「赤岩の渡し」とあるようにここは渡し船の発着場です。
ベンチに座りパンを食べていると向こう岸から渡し船がやってきました。

自転車のおじさんと３人のお嬢さんが乗っていました。

船はこちらの群馬県側に係留されており船頭さんはこの小屋で待機しています。
利用者が現れたら船を出してくれます。

とうちゃん、一休みしたあと船頭さんのいる小屋へ行き「お願いしま～す」。
乗船したのは「新千代田丸」。

エンジンは船外機。

船頭さんと利用者の対応係員、利用者はとうちゃん一人だけで出発。

こざっぱりした操舵室です。

ほどなく対岸に到着。

待っていた利用者２名を乗せて戻っていきました。

船頭さんのいないこちら側、船が向こう岸に泊まったままだったらどうするのか？
その場合はこの黄色い旗を引き上げると船が来てくれます。

上げた旗はこちらに船が動き出したら下ろすがお約束です。
欠航の場合は船頭さんの小屋に赤旗が立ちます。

無料で利用できるこの渡し船、今後の利用が増えそうなとうちゃんです。

※「日本縦断　こころ旅」で消防署の前を通り掛った火野正平、
　「火の用心」の垂れ幕を見てつぶやいた一言が面白かった。
　「むかし、よく言われた」