袴田事件再審開始に当たり

  第2回の1  小川弁護士と私

 弁護団事務局から、弁護団会議の招集通知と出欠確認のファックスがありました。
 これに対する私の対応です。

 先週は体調不良で、休んでおり、続報の記載が遅れております。




      弁護団 事務局 御中

                  2023.03.22

弁護士  *****

 13日の東京高裁の検察官による即時抗告棄却、20日の東京高検の特別抗告断念により、袴田巌さんの再審公判開始が確定したことは、大変喜ばしいことであり、弁護団の長年のご尽力に心から敬意を表します。

 このたび、弁護団会議ヘのお誘いをいただき、恐縮しております。

 

 

           

 

  

 

 

  39年前、昭和59年(1984年)4月に、弁護士登録した直後に、現事務局長小川秀世弁護士と共に弁護団に加えていただく、私は、第一次再審請求審では、弁護団事務局長、副主任弁護人を担当させておりました。しかし、平成7年(1995年)旧清水市の三保造船所会社更生事件の管財人に選任され、文字通り会社の泊まり込んで休日無き生活を3年近く送り、弁護団会議への出席が困難となり、1994年8月8日の第一次再審請求審が静岡地裁で棄却されたことにつき、弁護団の事務局長であり、対裁判所では副主任弁護人であった責任を取るべく、弁護団から離れました。
 私は、弁護団名簿に残っているようで、会社更生事件が、23年間の経過で負債全額を返済して終結したときに、小川秀世先生から復帰のお誘いを受けましたが、第二次再審請求が順調に進行しつつある時期に「勝ち馬に乗る」ようなことはできないと考え、外野から見守らせていただきました。

 ブログやフェイスブックで、別紙のような配信をさせていただいております。

 弁護団会議への出席は辞退させて下さい。
 速やかな再審公判の開始と、早期の無罪判決の言い渡しがなされることを、外野から祈念しております。