エジプト17:スカラベ | 馬、大好き!

エジプト17:スカラベ

ルクソールにいたのは、20039月。

アメリカが、イラクに侵攻していた。エジプト、いや世界中の人が、意識をアメリカとイラクに向けていた。エジプト人、西欧人、集まればこの話題になった。今回のイラク侵攻を「ブッシュ戦争」と呼ぶ人もいた。


アメリカ初代大統領ワシントンは、退任演説でこう述べた。

「すべての国々に対して、信義と正義を守れ。すべての国々と、平和と調和の関係を育成せよ。ある特定の国々に対して、永久的な深刻な反感を持ち、他の特定の国々に対して、熱情的な愛着を持ってはならぬ。」


それから200年。ワシントンは、後輩のブッシュをどう見るのか?

ルクソールの噴水。

古代エジプトの神聖甲虫スカラベに囲まれている。

スカラベは、日本でいう「糞ころがし」。古代エジプト人は、スカラベは太陽(糞)を回転させながら運んでいると考え、太陽の回転を司るケベラ神の化身と崇めた。