ノートルダム大聖堂を想って | ギターの話である。当然のことながら。

ギターの話である。当然のことながら。

とっても解りやすい、エレクトリックギターに関することを書き綴ったブログです。
趣味であるヨーロッパやフェラーリのことにも触れたり触れなかったり。

あれから一週間。
パリのノートルダム大聖堂が燃えてしまった。
ご存じの通り、全焼は避けられたようだけど、
火の手が上がっている映像がショッキング過ぎて、
現在の姿を写した画像はまだ見ていない。
ああいうのは、映画の中だけにしてほしかった。。。

個人的な趣味を言うと、
ヨーロッパのゴシック建築が大好きでして、
改装予定の実家をゴシック風にしたくてしかたありません。
(今のところ賛同者はいない)
ゴシック建築で有名なところでは、
フランス内だと、アミアンやランスの大聖堂が、
パリと同じくノートルダム、つまり聖母マリアに捧げられています。
聖母マリア繋がりだと、
イタリア、フィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ、
ドイツのケルンも有名どころではないでしょうか?

ちなみに、パリのノートルダムは、
もちろんその美しさにおいて特筆すべき存在だけど、
やっぱりパリの中心に建っているというのは、
他にはない価値を与えていると思います。
13世紀(だったはず)に建てられ、
フランス革命の危機もなんとか乗り切り
パリの歴史をずっと見守ってきた大聖堂。
建物は中世のものだけど、
建っている場所としては、
ローマ時代に遡る古い聖地のはず。
日本人の私でさえその存在に感じるところがあるわけで、
地元の方にすれば、それに寄せる想いも大きなものだと思います。

それがこんなことに・・・
尖塔が燃えちゃったのは痛ましいですが、
全焼とかにならなかったのは、不幸中の幸いと言えるのでしょうか。。。


それで、そういえば以前、
その外観を写真に納めていたので、
ありし日の尖塔の画像を探したのですが・・・









尖塔、燃えるとか思ってないから撮ってない(笑)








しょうがないので、手持ちの本から。
建造時期的には、ゴシックの時期でも、
ちょっと早いんですよね。
なので、ロマネスクの重さというか武骨さが、
まだ少し残っているのですが、
それがより中世という時代を感じられて、
個人的にはツボです(笑)
それでいて、ゴシックに欠かせない、
林立するフライングバットレスは備えていますから、
いよいよズキューンというところ。




別の本から。
ちなみに、ムカデの脚のように、
わさわさ生えているのが、フライングバットレスです。
外壁が外向きに倒れるのを防ぐ役割と、
デザイン上の美しさを増す役割があります。








これが我が家にも欲しいんです。






・・・それはともかく、
大聖堂と言えば、やっぱりこれ。




ケン・フォレットの大聖堂シリーズ。
映画化もされたので、
読まれた方も多いのでは?
読みやすい小説なので、
この作品をきっかけにして、
キリスト教建築マニアを増やしていきたいと思っています。
(今のところ、こちらも賛同者はゼロ)





さて、ノートルダム大聖堂の火災を聞いて、
これは寄付をしないといけない・・・!
と思ったのですが、
よくよく考えてみると、
カトリック教会なんて売るほどカネを持っているはずなので、
そもそも寄付なんているんだろうか・・・?
と、まごついている間に、
我らがLVMH(Louis VuittonやDiorを擁するコングロマリット)が、
多額の寄付をしてしまいました。
困窮している人々にはなにもしないのに、
石コロにはカネを出すのか!?
なんて避難されてましたが、
ユーザーとしては、
石コロ向け寄付に賛成です(笑)
それに、LVMHは、SDGs関連にも、
結構投資しています。



つまり、LVMHの商品を買えば、
ノートルダムの再建に手助けできるし、
世界の発展にも協力できる、
ということになるのです!!たぶん。







つまり・・・








 こういうことです(笑)


ところで、尖塔の再建には、
費用というより、材料が足らないようです。
特に、長期間自然乾燥された木材が・・・





ギタヲタの皆さん、
タンスで眠らせているハカランダを
是非。


おわり。