Louis Vuittonでギターケースを。完成編 | ギターの話である。当然のことながら。

ギターの話である。当然のことながら。

とっても解りやすい、エレクトリックギターに関することを書き綴ったブログです。
趣味であるヨーロッパやフェラーリのことにも触れたり触れなかったり。

こんにちは、nobuです。

それなりに早く更新することができました(笑)



前回のブログどおり、
ようやくLouis Vuittonにギターケースをオーダーすることを決心した私。
と言っても、まだ見積りはない(笑)

勝手な予想では、
(たぶん)既成トランクの相場:50万
オーダーメイドによる割り増し:50%アップ
つまり75万!
ディスカウント入って70万!

どう考えても高いですが、
世の中にはお金では買えないモノがある…
買えるものはクレジットカードで。

一見無駄に見えても、
人生においては、お金をかけるべきモノがあると思うのです。
それが70万なら安いもの。

それに…















中身(ギター)がすでに無駄のカタマリだから、全然大丈夫。気になりません!


フッ、Louis Vuitton何するものぞ!!
今更どんな見積りだって怖くはない!








という気持ちではありましたが、
こっそりエージェントに目安を聞いてしまいました(笑)
ええ、小心者ですが、なにか?
(ちなみに金額は秘密です)

ただ、実際にはかなり予想より早く見積がフランスから届いたので、
あえて目安を聞く必要はなかったかもしれません。













目安より30%も高かったし(笑)




でも、もう心は決まっていたので、
とりあえず金策に走り(今更)、
正式にオーダーを致しました!

そういえば、デパーゴのときは、
オーダーしてからが長かったのですが、
Louis Vuittonも一年くらいかかる、とのこと。
実は、以前キーケースとか財布とかはオーダーしたことがあるのですが、
だいたい3ヶ月と言われながら一年くらいかかっていたので、
最初に一年って言われたら、
一体どれだけ待てば完成するのか?
カラハムの3年記録を塗り替えるかも・・・

とは言え、この待ち遠しいのもオーダーメイドの醍醐味ですよね。
個人的には、この待っている間の期待感こそ、
人生における活力の源だと思っています(笑)
それに、ギターの完成が待ち遠しいのは、何度も経験してきましたが、
ギターケースの完成が待ち遠しいのは初体験です(笑)
このワクワク感が続くだけでも、
オーダーして良かった・・・











・・・なんて、妄想してたら・・・










ぷるるるるるるるるるる(携帯のバイブ)



私「はい」

エージェント「nobu様ですか? 例のブツがフランスを発ちました!」

私「な、なに?
予想よりもかなり早くないか!?」

エージェント「はい。既にクーリエ便に載せられ、現在はインド洋上空とのこと(適当)」

私「わかった、すぐにそちらへ向かう」







・・・というわけで、
あっさり半年で完成しました(笑)




思ったよりかなり早い!
そして、結局内装色やワニ革キーケースはどうなったのか?(笑)



不安と期待を胸に、店舗へ・・・

ちなみに、私は店舗での受け取りを希望しましたが、
自宅へスタッフが手持ちで納品、
これが基本スタイルのようです。
たしかに、ワードローブのような大きいサイズになれば、
その方が現実的なのかもしれません。
ただ、私の場合はそこまで大きくない(はず)のと、
なんか配達されるとAm○zonで買ったみたいなので(笑)


まあ、とにかく、
いつもの店舗へ・・・





いつもどおり、ムスメ同伴(笑)
(写真はイメージです)




そして、遂に、
新しいケースがお披露目されるときが・・・








つづく























・・・うそですごめんなさい。









今度こそお披露目・・・












Louis Vuitton製、ストラトキャスター用トランクケースです。
完成を祝してくれる、
スタッフの演出が心憎い!





斜めから。
写真では内装が朱赤くらいにしか見えませんが、
実際はオレンジ!
予想どおり、モノグラムともあっています。
頼み込んでよかった・・・


ちなみに、テディベアは別売です(笑)







実際にギターを入れて。
予想以上に雰囲気いい!
もはや神々しい!
埼玉の山奥で作っているとは、とても思えない(笑)

もともとケースを作ろうと思ったきっかけの、
ケースを開けたときのプレゼンテーションに関しては、
かなり魅力的になったのではないかと個人的に思っていますが、
いかがでしょうか?


ちなみに、あれほどスタッフが丁寧に採寸してくれたギターですが、
当日は別のギター、しかも4ミリほど大きいものを持ち込んだため、
本来の位置には入っていません。











ギターが入らなくて、エージェントの顔が青ざめたのは、言うまでもありません。









まあ、正確には入るんですが、
なんかこう、ちょっと浮くんですよね。
ちなみに手持ちのギターだと、
ほぼすべてのフェンダーとPGM、ディティンプルは入りますが、
この当日持ち込んだPGMと、
デパーゴは少し浮きます。
もう1ケース作る理由ができました。



細かいところでは・・・






シリアルナンバーの刻印された錠部分。
これが大きいため、フェンダーのケースより厚みが増しています。
でも結構迫力があります。
これを開けるときの重厚感がハンパないので、
中身は相当なモノが入っているに違いない・・・
と期待させられます(笑)



この写真ではなんのことやらわかりませんが(苦笑)、
天辺のハンドルです。
これは本当に便利!
提案してくれたスタッフに感謝しています。






そして!!
私の勝手な思いつきに答えてくれました、
ワニ革のキーケース!!!
ケース本体につけてちゃなんの意味もないのですが(笑)、
モノグラムに映えて、可愛らしいです。
作ってくれたパリの工房にも、
交渉してくれたスタッフにも感謝しないといけませんね。




ちなみにこのケース、
お気づきの方もいらっしゃいますが、
#16のギターの紹介の際に、
実は既に登場しています(笑)







この画像ね。






ケース単体。
実物は、Louis Vuittonの言う、
『最適なバランス』で作られている為かどうかわかりませんが、
なんとも言えないしっくり感があるというか、
むしろ少し小さめに見えるように感じるから不思議です。
縦横はほぼフェンダーと同サイズなんですが。
調和がとれたデザイン、ということなんでしょうか?










ただ、持ったら腕が引きちぎれそうなくらい重いですけどね。








オマケに、友人P氏のレスポールと。
似合うけど、残念ながら入りません。
レスポーラーの方、是非ご検討ください(笑)



でも、似合う(笑)
黒のエピとかもいいかも・・・


なお、作ってみての感想なんですが、
これは本当に個人的な気持ちだと思いますが、
まるで、失われていた心のカケラが、
思いがけず戻ってきたかのような、
えもいわれない充足感があります。
ああ、自分は心からこのケースが欲しかったんだな、
と完成してから改めて感じています。
正直ちょっと高いんですが、
(ギターで例えると、マルキオーネの箱モノくらいのお値段です)
こういう心持ちって、なかなか得られないのではないでしょうか?
総論として、オーダーして本当によかったと思います。



ギタオタの皆さん、是非(笑)


おわり