プレゼンテーション、あるいは多少の自慢話 | ギターの話である。当然のことながら。

ギターの話である。当然のことながら。

とっても解りやすい、エレクトリックギターに関することを書き綴ったブログです。
趣味であるヨーロッパやフェラーリのことにも触れたり触れなかったり。

こんばんわ。

nobuです。



最近、急にアメブロギター界隈がざわついてきたように思います。








我が家の片隅でひっそりと時を伺っていたカラハムが、

熊本へと飛び立ち、

そして先週末、バムさんの尽力のもと、

ベストコンディションで日比谷に降り立ちました。


カラハムのアンプが脚光を浴びたのなんて、

GLAYのレコーディング以来・・・?

にもかかわらず、

ステージ上で圧倒的な存在感を放ってました。


・・・圧倒的な違和感、とも言えるかも(笑)







しかし・・・






個人的には、

それより驚いたことがあります。







それは、鋭意さんのブログで、

新たに鋭意さんがゲットされたアンプが、

スピーカーについてきたオマケ(笑)的な扱いで紹介されているのですが・・・








おいおいおいおい・・・・








あれは、ただのAC30じゃない、ですよね?


今更、ヴィンテージといえども、

AC30、というだけでは、

驚きもなにもないのですが・・・




詳細は、鋭意さんが語ってくれると思いますが、

(マニアックな世界ですが)日本の音楽シーンに、

影響を及ぼしてきたアンプだと思います。

あれは、欲しいなあ・・・




ところで、そんな伝説的なアンプを、

スピーカーのオマケでついてきた、

ボロッちい古いアンプ、として紹介するところに、

鋭意さん一流のプレゼンテーションがある、

と(勝手に)思っております。



プレゼンテーション。



黙っていても、オーラを感じるモノってあったりしますが、

そこにストーリーが加わると、

さらにプレゼンテーション力が加わると思います。

しかもそのストーリーに、

いい意味で期待を裏切る、

意外性があれば、

それはなおさら強まるように感じています。



たとえば、マニアックなギター話で言えば・・・




マニアA「俺のギター、実はボディがマホガニーでできているんだ」

マニアB「ふ~ん。でもマホガニーって言っても色々あるんだぜ? ホンマホじゃないとね」

マニアA「ホンマホ?」

マニアB「そう、ホンジュラス産さ。そうじゃないとマホガニーだなんて言えないね」

マニアA「そっかあ。残念ながらホンジュラスじゃないな。でもこれはマホガニーだよ」

マニアB「いやいや、どうせアフリカ産でしょ? それは実は偽物で・・・」

マニアA「いや、キューバ産さ」

マニアB「・・・」





たとえば、クルマだと・・・





フェラーリユーザーA「やっぱクルマはフェラーリだな」

フェラーリユーザーB「たしかに魅力的だな。でも高いじゃないか」

A「そうなんだ。でも、昔のモデルなら、結構値段が下がってる」

B「そうなのか?」

A「さすがに中古車だからな。俺が買った430も、以前より1000万は下がった」

B「お買い得だな」

A「そうだろう? でも430より古いモデルなら、もっと安いぞ!」

B「そうだったのか! 古いほうが安かったのか・・・」

A「当然だろう? お前もこの前買っていたが、あれも中古車だろう?」

B「残念ながら、そうだ。でも思ったより高かったんだよな」

A「バカだな。ちゃんと相場を確認すればいいのに」

B「確かにそうだった」

A「いったい何を買ったんだ? 360? 355?」

B「いや、もうちょっと古いかな」

A「もっと古い? 思い切ってテスタか?」

B「いや、275って言うんだ」

A「・・・」









・・・全然伝わらないたとえ話ですみません(笑)












とにかく、いい意味で期待を裏切る事。

それが、印象的なプレゼンテーションに繋がるとともに・・・





























印象的な自慢話へとつなげることも可能です。










・・・と、言うわけで、

意外性の高いギターが届いたので、

ちょっとだけ紹介します。











一見、ただのストラトのヘッドです。

指板なんか、ケチってポジションマークすらついていません。

シンプル、かつ控えめなルックスです。











しかし、裏から見ると・・・


真っ赤に燃えるネックを見ることができます。

地味目な表面と印象がまったく異なります。

おまけにスカンクライン?が2本。

とてつもなく美しい。












ネックには、紳士のたしなみ、

フレイム杢が入っています。








そして、そんな派手なネックに対して・・・









古色蒼然としたボディ。

落ち着いた雰囲気のあるルックスです。



しかし、トップ側は・・・・






・・・おっと、

なんでもかんでも紹介してしまうと、

それはそれで意外性がないので、ここまでで。



ちなみに、この新しいギター、

外見のプレゼンテーションも最高ですが・・・




それ以上に、

音が最高でした。






おわり。