こんにちわ、nobuです。
ムスメには、違いのわかる女になって欲しい・・・と思い、
おそらくサッパリ理解できてないであろう頃から、
モネやルノワールの画集を見せたりしていたのですが、
最近、ようやく絵画にもちょっとだけ興味をもってくれるように
なったように感じています。
ただ、画集ってだいたいデカくて重くて、
紙の端で手を切りそうなので、
普段一人では見せられません。
それで、こんな画集を渡してました。
LOUIS VUITTONがTRAVEL BOOKというシリーズで出している、
谷口ジローさんのヴェネツィア画集です。
サイズ的にも、紙質的にも、
もえちゃんが一人でも見られる仕様です。
そして何より・・・
内容がめちゃくちゃに素晴らしい！！！！
ヴェネツィアの風景が、
人々の息遣いが感じられそうなほど、
潮と運河の匂いが漂ってきそうなほど、
狭い街路に反響する足音が聞こえなほど、
存在感を感じさせながら、
ノスタルジックな絵になっています。
それも、とても魅力的。
上の絵は、サンスタエの前なのですが、
懐かしい思い出が鮮明に浮かび上がってきました。
個人的には・・・
LOUIS VUITTONで購入したものの中で、最も気に入っていると言っても過言ではありません。
というわけで、
LOUIS VUITTONにまったく興味のない方にも、
非常におススメです。
私は、とりあえず、2冊持っているのですが、
もう数冊欲しい・・・
ちなみに、木製のケースに入ったスペシャル版もあり、
そっちも愛蔵版にはよさそうです。
（価格以外はね）
・・・さて、
そういうわけで、本題の万年筆ですが（笑）、
今回はコレ。
AURORA製の万年筆、アドリアです。
数年前からAURORAが始めた、
イタリアの海シリーズの（たぶん）最終作のはず。
冒頭で紹介した画集でもわかるとおり、
私はヴェネツィアがとても好きなので、
AURORAがイタリアの海シリーズを出したときには、
（ヴェネツィアのある）アドリアは絶対に欲しい・・・
と思っていました。
ちなみにイタリアの海は4つに分けて考えられていて、
長靴の西側、北よりのジェノバがある海をリグリア、
長靴の西側、南よりのナポリがある海をティレニア、
長靴の東側、南よりのギリシアに抜ける側の海をイオニア、
長靴の東側、北よりのヴェネツィアがある海をアドリア
と呼びます。
AURORAからリグリアが深いブルーで、
しかも大好きな85周年モデルの色替え（笑）で出た時は、
かなりアドリアに期待していたのですが、
次に登場したティレニアは、緑・・・
・・・藻？
もうすこし、エメラルドグリーンに近ければ・・・
と思っていたのですが、
次に登場したイオニアは、オレンジ。
もはや海らしさが全然ない・・・
これは、アドリアにも期待ができないか？
と思っていましたが・・・
アドリアは、美しかった！！！！
鮮やかなシアンブルーでした。
リゾート地でもあるアドリア海をモチーフにしているだけあって、
宝石のような輝きがペン全体を覆っています。
キャップを外しても、美しい。
スターリングシルバーの首軸は本当にオシャレだと思います。
・・・使っていると、インクのせいで曇っていくという、
致命的？な欠点もありますが・・・
綺麗にしていれば、美しいです。
ペン先は18K。
サイズはB。
AURORAのこのシリーズやカエサルモデルなど、
85周年をベースにしたペンは、
全てペン先がとてつもなく硬いです。
コンペティションカー並みの剛性感です。
インクフローがよいので、
調整することなく使っていますが、
あまり万年筆感のない書き心地ですね。
官能的とは、ちょっと言えないかも。
でも、美しいからいいんです！（笑）
天冠には、舵輪と、
マスカレイドマスクが！
アドリア海にはラグーサなど、
ほかにも世界遺産があると思うのですが・・・
完全にヴェネツツィア推しですね。
リゾート地らしいモチーフが。
いぶし銀の85周年モデルとちがって、
全体的に明るいデザインになっていますね。
天冠には、AURORAのロゴが刻印されています。
最後に、 85周年と並べてみました。
どちらも魅力的なペンです。
今日はどっちを使おうか、迷いますね（笑）
ちなみに、このアドリア、
日本ではまだ発売前ですが、
480本の限定なので、
気になる方はお早めに。
以上、ひさしぶりの活動報告でした。
おわり