万年筆クラブ活動 ~Sailor~ | ギターの話である。当然のことながら。

ギターの話である。当然のことながら。

とっても解りやすい、エレクトリックギターに関することを書き綴ったブログです。
趣味であるヨーロッパやフェラーリのことにも触れたり触れなかったり。

こんにちわ、

nobuです。


これを書いている時点では、まだ決着ついていないのですが・・・

大阪、どうなるんでしょうね。

学生時代住んでいたこともあり、

かなり関心があるのですが・・・


残念ながら、東京に住んでいると、

そこまで話題に上らないのですが、

現地ではどうなんでしょうか。

都構想、理解できないならとりあえず反対しとけ、

みたいなことを言っている人もいるみたいですが・・・

そんなこと言われちゃう土壌が、

日本にはあるんでしょうね。


そういえば、先月末の区議会選挙の後、

候補していた方の一人が、

駅前で演説していました。

曰く、投票率が更に下がってしまったが、

決してそれだけで今回の選挙が失敗だったとは思わない・・・云々

という趣旨だったように思います。

で、それを聞いていたサラリーマンが、

ああいういい方をするってことは、

彼は落ちたんだろうな~~~

と連れに言っているのが聞こえてきました。



・・・彼はトップ当選したんだよ・・・




無関心が広がっちゃっているのは残念です。

ま、あんなに区議会議員がいっぱいいるのも

そもそも残念なんですが。





・・・ま、そういうわけで、

今回は万年筆クラブの活動報告です。


といっても、在庫を少しずつ紹介しているだけなんですけどね。






ところで皆さん、

この写真が、

どこで撮影されたものか、わかりますか?

(そろそろ本題にいけって? 笑)










もちろん、すぐわかりますよね。

モータースポーツの聖地、モンツァサーキットの名物コーナー、

パラボリカです。

ちなみに改修前の写真です。


名前の通り(パラボリカ=放物線)、

ストレートから続く高速コーナーであるだけでなく、

舗装されたランオフエリアがないことで、

リスクの高い、つまり攻め甲斐のあるコーナーです。

現在はランオフエリアが設けられましたが、

それでも魅力的なコーナーに変わりはありません。



ただ、そんなことよりも・・・







曲線フェチにはたまらない、美しいカーブですよね?













そう、計算された曲線は美しい。











そして、きっとその美しさに取りつかれていた(と勝手に思ってます)建築家が、

この人・・・














フェルナンド=アロンソアントニ=ガウディです。





う~ん、スペイン人はみんな同じ顔なんでしょうか?(笑)




19世紀末、パリではアール=ヌーボーが花開いていたころ、

カタルーニャで興ったモデリズム運動の一翼をになった建築家です。

言わずと知れた未完の代表作、サグラダ=ファミリアをはじめ、

曲線を多用したデザインが特徴的です。





そう、曲線!






私も自称曲線フェチですが、

畏れ多くも彼と比べてしまったら、

凡人以下、むしろ直線派なんですと言いたいくらいです。





だって、31歳で受注したのに、

73歳で死ぬまでかかっても完成しないような

曲線だらけのデザインを起こしてしまい、

おかげで150年経ってもまだ完成しない作品があるわけですから、

なんて迷惑ななんて深い曲線へのこだわりなのでしょうか?









そんな、偉大な曲線フェチに捧げられた万年筆が、

コチラ。









Sailor製万年筆、Pluma Parabolica(プルマ・パラボリカ)です。


Sailorは、紹介するまでもないと思いますが、

日本の筆記具メーカーです。

実は私日本人のクセして、

万年筆は外国製(正確にはイタリア製)ばかり持ってまして、

日本製はこの一本のみ!

日本製のペンは、どちらかというと直線的なデザインが多くて、

曲線マニアの私には、ちょっと無骨に見えるんですよね。


そう、私は万年筆マニアである前に、

曲線マニアですから(笑)






曲線を描いたキャップが美しいデザインです。


アンティーク=ブロンズの表面は、

目の粗いサンドペーパーで削られたような処理が施されていますが、

その上からクリアなコーティングが施されており、

マットだけどグロス、という面白いデザインです。





でも、このペンが素晴らしいのは・・・








やはり、キャップをはずした時の美しさでしょう。









アップで。








さらにアップで!









少し角度を変えて。








神々しい後ろ姿も。






いや、ほんとに美しいペンです。


ペン先が21金だとか、

長刀研ぎになっているとか、

もうそんなことはどうでもよくなります。







むしろ書けなくてもいい









というくらい、美しい曲線をもったペンです。


ちなみに、2002年だったかの限定品だけあって、

それはもう御大層な、バカでかい箱がついてきて、

インクはもちろん、ブックレットやらなんやらも付属しています。

そういう点も、限定品感があって、いいですね。

新しい嫌がらせかというくらい、とても置き場所にこまります。





書けなくてもいい、なんて言っちゃいましたが、

こういうペンにどんなインクを入れるか?

というのも、楽しい悩みです。







やはり日本製のペンには、

日本製のインク?


写真は、色彩雫の朝顔と、

セーラーのナガサワ文具センター別色で、

港島アイランドブルーと波止場ブルー。


この中だと、港島アイランドブルーが鮮やかなブルーで好きなんですが、

セーラー独特の水彩絵の具の匂いがちょっとペンにあわないかな・・・








ブルーでよく使うのはこのあたり。

左から、Conway Stewart、

Pelikan、OMAS、HERBINです。

特にOMASは最も好きなブルーです。







ペンが限定品なら、インクも・・・


左が、HERBINの340周年!モデル、

オーシャンブルー。

オーシャンというわりには、少し紫がかったブルーです。

右はDiamineの150周年モデル、ブルーベルベット。

ホールカットされたケーキのようなボトルがオシャレ。




・・・で、散々どのブルーを入れようか迷った挙句・・・








入れたのは、ブラウン(笑)

Louis Vuittonのこげ茶です。

色はともかく、ボトルはオシャレです。







ちなみに、こんな色。

Sailor自慢の長刀研ぎも、慣れてない人が使うと、

まあこんなもんです(泣)





以上、(たぶん)最初で最後の、

日本製万年筆の紹介でした。





おわり