独りで楽しむ音楽の光

独りで楽しむ音楽の光

いつもなんどでも・・

妻の3回忌を兼ねて湯河原にある偉光郷へ行くために、早朝のバスに乗り駅に向かった

 

普段では利用しない各駅停車で一駅一駅ゆっくりと、沿線の家々を眺めながら

 

色々に想いを巡らせていると、退屈することなく時が過ぎてゆく...

 

 

去年は一周忌を兼ねた儀式を行ったので姉と弟も一緒だったけれど、 今年は一人で行く

 

自分も妻と同じところに玉を預けるので、これからも神と共に生きてゆく誓いを新たにする

 

ために、毎年行われる「福寿の集い」 に参加するのが目的だった

 

宿泊施設は家族で参加している人たちが大半で、一人で食事を摂っていた人は自分と隣の

 

席の老婦人だけだったが、夕食は海の幸がとても美味しかった...

 

 

翌日の朝は台風並みに風と雨が激しかったけれど、湯河原の駅を出発するときには雨は

 

止んでいたので、前日タクシーの中に置き忘れたしまった傘をすぐに新しく買わなくても

 

大丈夫そうだった

 

 

横浜で途中下車して地下鉄に乗り換え、神総本部の光明殿と安明殿でご挨拶することができた

 

「聖日」祝日 だったこともあり駅から神殿までの通りは多くの信者さんたちの列が続いていた 

 

横浜で妻とよく利用した駅地下のスープストックのカウンターで昼食をとり、近くの神戸屋で

 

妻へのお土産にアップルパイを買って帰りの電車に乗った...

 

 

一人での生活もだいぶ慣れてきたけれど、一人の寂しさは変わらない...    最近、ようやく

 

手付かずの場所を整理していたら妻の懐かしい写真や子供の頃の絵がたくさん出てきたので

 

一つ一つ確認していると、出会った運命の不思議さを感じてじっと見入ってしまった...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年の一月にピアノの再開を決意したけれど、妻の一周忌が終わるまではピアノに向き合える時と向き

 

合えない時が交錯していて、ピアノが上達しているという感覚もなく、ただピアノに触れているという

 

自分がいただけだった...

 

8月に入ってから気分転換に新しいピアノを買ってみたけれどモチベーションは一向に上がらなかった。

 

そこで今までの教本にとらわれないで純粋にピアノを習うという方針に転換し、子供の頃に少しだけ習

 

って半年で辞めてしまったバイエルからもう一度基本の「基本」から始めることにした。

 

ヤマハから大人向けのバイエルが上下巻で出ていたので5〜6歳児に戻った気持ちで上巻から丁寧に

 

始めたのが9月になってからのことだった...

 

下巻に入ると簡単な曲ながらもピアノを学んでいるという感じを味わうことができ、もっと早くに

 

気づいていればと後悔したけれど、これからの人生をピアノと寄り添っていければと想う...

 

 

 

 

横浜から市営地下鉄に乗り20分ほどのところに神総本部がある。

 

ここは神の座である「光明殿」と仏の座である「安明殿」の二つから成り立っている

 

昨日は光明殿で愛礼の儀に参列して、今年のいままでお導き頂いた感謝の心をお伝えし、

 

安明殿で先祖、両親、故人に感謝の心と安心感を報告してきました。

 

 

  『光明殿」『安明殿』に守られる「真実の光会館」は

 

  信者の心を 神・仏につなぐ 一筋の「光」と悟るべし

 

  神・仏に 一筋 真っすぐにつながる内参道を進み

 

  「希望の光」を一筋歩む信者であれ

 

               神示(令和4年3月6日)

 

 

 

 

今日から遅い梅雨入りに入ったようなので湿りがちで憂鬱な朝を迎えた

 

ちょうど一年前の今日、朝出掛けに「行ってくるよ」という言葉に頷いた妻の笑顔が最後になった

 

訪問看護士から緊急の連絡を受け、急いで家に戻った時には妻の息はすでに途絶えていた

 

この一年は自分の人生の中でも最も長く、辛い日々との葛藤だった

 

妻との思い出が断片的に脳裏に蘇っては消え、楽しい思い出と言うよりは悲しみが

 

込み上げてくる方が多かった

 

自分は孤独なのだという実感が、生きる希望を押さえつけるように襲いかかってきた

 

一人の行動が人目をはばかる逃亡者のような気持ちになったけれど

 

今も一人で生きているよ...

 

 

明日は妻の法要のために湯河原まで出かける この一周忌まで頑張るのを心の励みにしてきた

 

今度も電車で三時間半かけてゆっくり行くつもりだ

 

納骨の時と同じ様に...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妻の死後、寄り添ってもらうためにウクレレ教室に通い始めたけれど

いままで眠っていた本当にやりたかったピアノをもう一度やってみよ

うという気持ちになれた...

10年以上前に買ったピアノの教本を捨てずに取っておいたのでそれを

もう一度初めからやり直すことにした。

ブランクが長かったので「音階」「調名」「音程」「和音」を基礎か

ら学び直し、合わせてヤマハの教則本「大人のための悠々塾」をベー

スに進めてゆくことにした。


 この本を選んだのは裏表紙に記されていた言葉でした。

 風がそっと木の葉を揺らすように、音楽は人の心に語りかけます。

 より積極的に、音楽を聴く楽しみから弾く喜びに変えるために 

 いつまでも、ゆっくり自分なりの楽しみ方で音楽をする喜びを満 

 喫できるようになる これが「悠々塾」の目標です


独学でまたのんびりやっていくつもりです...