暗譜について | ギター徒然草

ギター徒然草

下手の横好き、ギター好きのアラフィフ。思いつくままに、練習のことや、音楽のことを綴っていきたいと思います。

偉そうに語れるほど、音楽の知識があるわけではないのだが。

楽譜の暗譜は、個人的にはやった方がいい、と思っている。

 

自分の場合、ギターなどの弦楽器なので、正確には楽譜、と言うか、コード譜だが。

 

学生の頃は、練習やライブの際にも、コード譜を全曲分揃えて、それを見ながら弾いていた。

 

社会人になって、30歳手前から、またブラジル音楽熱に火がついて、狂ったように弾き始めて、ライブとかもやり始めたのだが、この頃から、コード譜は暗譜するようにし始めた。

 

ライブと言っても、そんなに大きな会場ではなく、どちらかというと、こじんまりとした飲食店の、ちょっとしたステージで弾く、と言う感じが多かった。

 

そんな中で、譜面とにらめっこしながら弾くのもどうかな、というのと、曲順も何も決めず、その場のノリで次の曲を決めながらやっていたため、いちいち楽譜を探してられない、というが理由としては大きかった(笑)

 

そうやって暗譜し始めると、段々と音楽理論のことが、おぼろげながらわかってくる。

ダイアトニックコードや、トニック、ドミナント、サブドミナントという役割の違い、代理コードなどなど。

 

あの曲のコード進行はこういうことだったんだ!とか、だから、ここでこのコードが使われているんだ、とか。

コード進行を読み解くのが、段々とパズルのように思えてきて面白い。

 

学生の頃も、音楽理論は勉強しなきゃ、と思って、本を読んだりしたのだが、当時は何を言っているのかさっぱりわからなかった(笑)

 

ブラジル音楽に理論は不要さ!と、開き直っていたのだが、自分の場合は、暗譜を始めて、ようやく少しずつ理解できるようになってきた。

 

音楽理論はいらない、みたいなことを、よく耳にする。

知識がなくとも、確かに何とかなるのだが、自分としては、多少でも知っていると、何かと便利だと思う。

 

音楽理論は、英語の文法と似ていて、「パターン化」だと思っている。

つまり、英語の文法は知らなくてもしゃべれる。

ただし、ネイティブではない日本人が、英語をしゃべれるようになるには、パターン(文法)を知っていた方が、応用が効くし早いよ、ということだと思っている。

 

ただ、パターンの学習から始めても、自分の場合は、なかなかしっくりこなかったので、そんな場合は、暗譜がおすすめだ。