九州鉄道記念館保存車両を撮る | cavacho☆彡“きゃばちょこ”です。

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 「SLやまぐち」撮影&乗車の前日、北九州市門司区にある「九州鉄道記念館」を訪問しました。
 そのアプローチと門司港駅周辺の紹介も考えておりますが、本日はそのメーン訪問先「九州鉄道記念館」に保存されている車両とその現役時代を紐解いていこうと思います。
 
 1、入口脇にはJR九州で活躍したクハ481「REDEXPRESS」、ED761、EF303の前面カットモデルが迎えてくれます。
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 485系を九州カラーの赤一色に変えた「REDEXPRESS」、JR九州交流電気機関車の標準モデルで現在も貨物で運用がある「ED76」、関門トンネル専用の「EF30交直両用電気機関車」の前面のみのカットモデルで、後ろから運転席に乗ることが出来ます。
 
 ※入場券と施設案内パンフ。
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 2、入り口には「59634」…「ごくろうさんよ!」の愛称。
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 「59634」の経歴
1922.01 川崎造船所兵庫No.733 広島庫に配属。
  25.   岡山庫
    31頃   富山庫
  39.09~41.01 富山区→金沢区→富山区→金沢区→直方区
  45.11 直方区→秋田区
  46.04 秋田区→庭坂区
  47.07   庭坂区→山形区
  60.11 山形区→米沢区
  74.06   米沢区→後藤寺区
  74.11   廃車
  75.03   粕屋町中央公民館に保存展示
2001.11 JR九州小倉工場にて再整備。
    03.07 九州鉄道記念館開館に合わせ展示。
 
 52年間の現役時代のうち一番長く過ごしたのは14年間弱の「米沢区」です。米坂線で最後に残った「キューロク」の一両で、その車両が九州の地で美しく整備されて保存されているのも嬉しいです。
 九州型でもなく、52年のうち直方区の4年10か月と後藤寺区の半年計5年4か月程しか九州で運行されていない機関車が「九州鉄道記念館」に保存されているというのは何とも奇妙ではありますが、東北人の私としては「米坂線」で活躍した車両が残されているのは大変嬉しい事です。
 
 資1、米坂時代の「59634」①
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 1970.11 KNさん撮影。
 
 資2、米坂線最終日の「59634」
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 1972.03.11 手ノ子~羽前沼沢。KNさん撮影。
 米坂線「キューロク」最終日の姿です。
 
 
 3、大型蒸気代表するトップナンバー「C591」
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 「C591」の経歴。
1941.05 汽車製造大阪No.2000 名古屋区
  53.12 名古屋区→姫路区
    56.11 姫路区→門司港区、特急「あさかぜ」等を牽引。
    62.08 門司港区→熊本区、特急「みずほ」などを牽引。
    65.10 廃車。
    66.10 準鉄道記念物指定、小倉工場保存。
2003.08 九州鉄道記念館開館に合わせ展示。
 
 九州では門司港区時代は「あさかぜ」、熊本区時代には「みずほ」などのブルートレインの牽引に当たった栄光の機関車です。
 
 
 4、九州初の電化区間「関門海底トンネル」用電気機関車EF10-33
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 1942年(昭和17年)「関門トンネル」開通。この区間は電気機関車で牽引されることになりEF10が誕生。1961年(昭和36年)九州側が交流20000V電化されたことでEF30に後を譲り、他線区へ転属。豊橋機関区を最後に廃車。門司区に保存。九州鉄道記念館開館とともに保存展示されました。
 
 
 5、九州初の交流電気機関車「ED721」
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 交流電気機関車は、北陸本線の「ED70」東北本線の「ED71」とともに鹿児島本線用として「ED72」が投入されました。
 当時は、客車の蒸機暖房が主流だったため暖房用の蒸気発生装置(SG)を搭載した関係で中間台車を持った「B0-2-B0」構造になっているのが特徴です。
 ED72,ED73,ED74と九州で活躍した交流電気機関車では唯一保存された車両です。
 
 
 6、戦前型の気動車「キハ07-41」
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 1937年日本車両で製造された、機械式(クラッチで変速する方式)気動車で、連結するときはそれぞれに運転手が乗って合図しながら変速したそうです。(このような運転はYoutubeで見た記憶があります)1927年にガソリンからディーゼルエンジンに換装。豊後森機関区に配属、宮原線で使用され廃車後は豊後森、大分で保存された後、九州鉄道記念館開館とともに保存展示されました。
 
 7、キハ07-41の車内。
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 8、元東北本線で活躍したクロ481-5から改造された「クハ481-603」
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 私が中学から高校時代にあこがれた「東北特急」の先頭に立っていたのは、ボンネット型485系の「クロ481」でした。
 その車両が、クハ481に改造されたものの、今でも美しく整備保存されているのが嬉しいです。
 
 9、クハ481-603車内。
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 資3、クロ481が先頭の「特急ひばり」
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 1971年福島駅。cavacho☆彡撮影。
 
 資4、クロ481を先頭に「特急やまばと」
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 1971年、安達~松川間 cavacho☆彡撮影(切断保存の為、一部修正)
 
 10、日本で最初の寝台座席兼用特急電車「581系・クハネ581-8」
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 1971年(昭和42年)に昼は「特急みどり」夜は「特急月光」として昼夜活躍しました。その後、581・583系と増備され、昼は「つばめ」「はと」「有明」「しおじ」「しらさぎ」等に。夜は「明星」「彗星」「金星」など九州と関西を結ぶ特急として活躍しました。60Hz専用の581系から発展した583系は東京と青森を結ぶ「はつかり」「はくつる」「ゆうづる」等で活躍しました。
 
 九州新幹線が開通して余剰車が出ると交流電車715系に改造され普通電車として活躍。廃車後元の特急色に戻され小倉工場保存を経て九州鉄道記念館に展示されました。
 
 11、クハネ581-8車内。
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 資5、現役時代の「寝台電車特急月光」
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 1971年、三ノ宮駅。 当時文通していた大阪在住の友人撮影。
 
 
 12、ブルートレインとして活躍した、スハネフ14-11。
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 1971年10月改正で「集中電源方式」の20系で運行されていた、東京~長崎・佐世保間「特急さくら」東京~熊本・長崎間「特急みずほ」に分割併合が容易な「分散電源方式」の14系を投入。寝台車・客車が増備された中の1両です。
 登場時の3段寝台は1982年(昭和57年)に2段寝台に改造。1994年(平成6年)「みずほ」、2005年(平成17年)「さくら」廃止後、2009年(平成21年)「はやぶさ」「富士」まで活躍しました。翌年廃車後熊本車両センターに保存。九州鉄道記念館に移設展示されました。
 
 13、スハネフ14-11車内。
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 資6、14系運行になって間もなくの頃の「特急さくら」「特急みずほ」
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 1972年3月 東京駅にて。cavacho☆彡撮影。
 この頃のヘッドマークは字幕でした。
 
 展示車両の現役時代を含めての紹介は終了です。
 
 旧九州鉄道本社屋を利用して展示場にした本館に入ります。
 
 本館内にもいろいろな展示がありますが、ひとつだけ紹介。
 
 14、九州で活躍した列車のヘッドマーク。
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 おわん型が特徴の九州のヘッドマークも素敵です。
 
 これで「九州鉄道記念館」の紹介は終了です。
次回はレトロが雰囲気が素敵な「門司港周辺」の紹介をいたします。