再開通に課題が山積している地区を過ぎ、「避難解除準備区域」へ。
小高駅付近まで来ると、再開通に向けた槌音が聞こえてくるような地区になります。
1、小高駅南方の様子。

赤錆びた線路の向こうは、線路は錆びているもののバラストは新しいものに取り替えられ、再開通が近い事を感じさせてくれます。
原ノ町~磐城太田~小高間は、2016年春開通予定に向けての準備が最後の段階を迎えていました。
2、小高駅

3、駅周辺はきれいに清掃されています。

4、磐城太田駅付近。

ここを701系電車が行き来するのもまもなくの事です。
5、原ノ町駅とJR代行バス。

未再開通区間の原ノ町~竜田駅を結ぶJR代行バスです。毎日2往復設定されていますが、途中停車はせず原ノ町と竜田駅間を直通します。
6、駅構内には震災から時間が止まった部分も…。

震災で取り残された、651系K202編成と415系K534編成。
仲間たちが上州の地でがんばっていることを知ってか知らずか…。じっと上野方を見つめているようです。
汚れた姿が痛々しいですが、これも震災を忘れさせないモニュメントのようになっています。
6、1番線に目を向けると、原ノ町~相馬間は震災の被害も微少だったので701系を使ってピストンで運行しています。(701系勝田車K618編成)

陸の孤島となっている、原ノ町~相馬間を仙台から勝田に所属を変えた701系で運行されています。
その後、再び北上。現在ピストン運行されている区間の北側は相馬駅になります。
7、135Mとして相馬駅に到着した、701系K618編成。

先ほど原ノ町駅でであった出会ったK618編成がやってきました。
現在、原ノ町~相馬間は一日17.5往復の運行です。
8、相馬駅とJR代行バス。

ここから亘理駅までの間は代行バスにて運行。仙台への足は確保されています。
相馬から宮城県の浜吉田までは、津波被害を大きく受け未再開区間ですが、今年の12月開通を目指して槌音が響いている地区です。
9、新地駅付近は、約1km山側に線路を移転し再開。

立体交差の道路も建設中。真新しい架線柱も立ち、まさに新線建設です。
10、バラスとも、コンクリート枕木も輝いているようです。

これで、列車が走れば、線路も輝いてきますね。
建設中の道路が防波堤のようになっています。
常磐線の輝く未来を見届け、常磐線未再開通区間の訪問を終えました。
最後に1月26日付けの福島民報の記事を紹介して今回のレポートを終わりにいたします。
『JR常磐線早期全線復旧を要望、水戸支社に活性化協
JR常磐線沿線などの県内十三市町村でつくる常磐線活性化対策協議会は二十五日、JR東日本水戸支社に対し、同線の早期全線復旧などを要望した。
会長の桜井勝延南相馬市長らが水戸市の同支社を訪れ、吉川浩史営業部長に要望書を手渡した。
浪江ー富岡駅間の再開見通しの早期公表、浜吉田(宮城県亘理町)-相馬間開通に当たっての蒸気機関車運行、竜田駅(楢葉町)発着列車の増便なども求めた。』
この地をC61やD51の疾走する姿が見れるかも知れません。
私は、真っ赤なHMを誇らしげに「C62ゆうづる」の疾走する姿を夢見て…。