まもなく東日本大震災から5年になろうとしています。
東日本大震災で大きなダメージを受けたのが、常磐線のいわき~岩沼間です。
仙石線や石巻線も再開通して、気仙沼線はBRTで運行。第三セクター・三陸鉄道も再開。山田線もJRから施設復旧の上、三陸鉄道に譲渡し再開するとの事です。
これで開通の目途が立たないのはいよいよ「常磐線」だけになりました。
その常磐線も明るい夜明けの兆しも見えてきました。
かつては東北本線以上に東京と北海道を結ぶ路線として重要視された「常磐線」
東海道・山陽筋以外では始めて誕生したC62特急「はつかり」にはじまり、
最後のC62特急となった、20系ブルートレイン「ゆうづる」も
日本で始めてのDC特急80系「はつかり」も
「こだま」に始まる、日本の特急電車の常識を打ち破って誕生した、タキシードボディー651系「スーパーひたち」等々
東日本を代表する特急列車は常磐の地を駆け抜けていました。
その常磐線は、全線再開通の日がいつになるか、明確な方針が出せないでいます。
現在不通となっているのは、竜田~原ノ町間と相馬~浜吉田間です。
このうち、竜田~富岡間、浪江~原ノ町間と相馬~浜吉田間は再開時期の目途が国土交通省から発表されています。(JRではなく国土交通省というのがまさに国策の証です)
発表によりますと、
小高~原ノ町…2016年春
相馬~浜吉田…2016年12月
浪江~小高…2017年
竜田~富岡…2018年
これで再開時期が明確になっていないのが、富岡~浪江間ということになります。
この区間は東京電力福島第一原子力発電所事故の影響を一番受け、現在「帰還困難区域」となっている区間です。空間放射線量も高く一切の活動が制限されている地域になっています。
しかし、この区間の国道6号線と常磐道は除染を実施し、一部取付道路を除き道を逸れない事を条件に一般車も通行が許可されています。(二輪車や徒歩での通行は不可)
常磐線は、もうすぐ原ノ町~小高間が再開されるという事で、末続駅付近から新地駅付近まで、現状を把握すべく北上してきました。
2年ぶりの訪問でしたが、帰還困難区域の通過は原発事故後、初めてのことでした。その帰還困難区域の様子も一部紹介いたします。
その中から、第一回目の本日は、今の常磐線を象徴するような景色の紹介をいたします。
それは「常磐線の夜明け前」です。
今回の撮影は、「常磐線の一日も早い再開通を願って」日の出がきれいなこの場所からスタートする事としました。
1、415系1500番台、663M 末続~広野間。



遠くに明るい兆しが見えるのですが、まだまだ明かりが欲しい常磐線です。
(昨年までの常磐線はまさしくこれでしょう)
2、415系1500番台、662M


雲の間から微かに光が漏れ出しました。
(今の常磐線が、これ!です)
「陽は必ず昇ります!」…「日の出のない夜はない!」のです。

この時、662Mが通過するイメージだったのですが…。
水平線に雲がかかって、予定よりも若干日の出が遅れてしまい、662Mが行った数分後に日の出を迎えました。
次回は「常磐線の夜明け」です。よろしくお願いいたします。