昨日に引き続き、磐越西線用の車両入線の話題です。
本日の入線は「ED77-901」…元「ED93-1」ED77用量産試作車です。
ED93-1はED75が軸重の関係で入線できないローカル線用に、中間台車を設けて軸重を変化させる事で入線を可能にした形式です。
そしてED93-1を基に量産車として開発されたのが「ED77」です。
ED77は磐越西線や仙山線、田沢湖線などで運用する事を想定されたそうですが、仙山線は奥羽本線板谷峠用のED78と共通運用、田沢湖線は貨物の取り扱いがなくなった事から磐越西線専用形式となりました。
ED93-1はED76のように重連総括制御を考えていなかったので、前面形状はED72に類似した2枚窓の傾斜窓でした。
しかし磐越西線のED77は、客車は単機、貨物は重連で運行される事から、ED93-1も共通運用を可能にするため、1968年3月に郡山工場で前面形状の傾斜窓は残しながら、ED77と同じ貫通扉が取り付けられました。
前面形状はED77とほぼ同じくなりましたが、屋根上の特高機器を収納する風防(キャノピー)は残され、他のED77との違いは一目で見てわかる車両「ED77-901」となりました。
CRWには今回ED77-901が入線しましたが、他にED77の所属機はない為、その違いがお見せできないのが残念です。
1、旧客5両を牽いて花の築堤を登るED77-901。

2、ED77-901をアップで。

屋根上の銀色の箱・風防(キャノピー)が特徴です。
3、花見山S字カーブを通過。

時は流れ、旧客は50系レッドトレインに。
4、花の築堤を50系4両を従えED77-901が登ります。

5、桜並木に赤い電機とレッドトレインがマッチングします。

桜並木に赤い車両が映えます。
6、花見山脇を行くED77-901をアップで

菜の花畑とも良いコントラストです。
ED77-901の写真は残念ながらありません。
「My鉄道ライブラリー」の中から、
「鉄道ファン1990年3月・通巻347号」
P74~81「近代形電機転身の記録」文・藤本勝久
で紹介されたED77-901を何枚か紹介いたします。
※1、川桁-猪苗代間にて 1984-9-27 写真:新井正

※2、重連貨物の先頭に立つED77-901 川桁 19815-31 写真:新井正

2両目のED77はキャノピーがない為、違いはすぐに解かります。
川桁駅近くの、この場所は、私が磐梯山バックの定番にしている場所です。
現在ED77は利府の新幹線総合車両センターへ静態保存されているED77-1以外はすべて解体され現存していません。
※3、新幹線総合車両センターに保存中のED77-1です。 2008年6月9日撮影

新幹線車両センターには、ED71、ED75、ED77、ED78、EF71のトップナンバーと、
ED71の試作車ED91-21が静態保存されています。
磐越西線も軌道強化され、ED75でも入線出来るようになりました。
ED77ではありませんが、ED75牽引C11+旧客3両回送を上と同じ場所で。
※4、C11-325「SL只見線奥会津号」送り込み回送。 2012年10月20日

ED77+旧客の時もこのような景色だったのでしょう。
※2の写真で左側の木の後ろに見える橋脚がこの写真の中央に見える橋です。
上の木は切られたようで現存していません。
今回もCRW走行の様子を動画でも紹介します。
動画は旧客編と50系編の2編になります。
いつものように見ずらいコメントもない動画ですが、よろしかったらご笑覧下さい。
その1、ED77-901、旧客5両牽引。
その2、ED77-901、50系レッドトレイン4両牽引
本日はCRWに入線したED77-901の紹介でした。
最後までご覧いただき誠にありがとうございます。