本日から、「鉄道模型でたどる板谷峠の歴史」シリーズです。
①蒸気機関車編
②直流機関車編
③交流機関車編
④キハ181つばさ、485系つばさ編
⑤ミニ新幹線400系とE3系編
の5回シリーズを予定しております。
本日は、第1回「蒸気機関車編」です。
33~38‰の勾配が続く板谷峠では、動輪が5軸のE形タンク機が活躍していました。
4100形が輸入され、それをもとに国産化された4110形がおもに使われました。
1、4122+オハニ30+オハ31-3両が高架橋を下ってきました。

客車もダブルルーフの趣のある車両です。
2、山中村を行く4122牽引列車。

客車が光りを浴びて少し輝きました。
3、花の築堤を登ります。

少し流してみました。
4122は、一時福島で保存する話もあったものの不調に終わり、今でも個人の方が保存しているとの事です。
次は、実際の4110形の写真の紹介です。
参-① 庭坂機関区で撮影された「4122」です。 1936年(昭和11年)8月
とれいん増刊・グラフ板谷峠‘83’より 写真 西尾克三郎
とれいん増刊・グラフ板谷峠‘83’より 写真 西尾克三郎 参-② 庭坂機関区の機関庫を入れて。 1936年(昭和11年)8月

とれいん増刊・グラフ板谷峠‘83’より 写真 西尾克三郎
参-③ 4146牽引で庭坂駅を発車する429レ 1936年(昭和11年)8月

とれいん増刊・グラフ板谷峠‘83’より 写真 西尾克三郎
参-④ 私が撮影した4110形があります。美唄鉄道の「4」です。

1972年(昭和47年)8月 仙台で開催された鉄道博覧会にて。
北海道の美唄鉄道に残された4110形です。仙台までやってきました。
この車両は、今でも個人の方が保存されているとか。
時は流れ、戦後に。
板谷峠は電化が予定されましたが、GHQの下のCTSの許可が下りず、苦肉の策として、電化までの繋ぎで、E10形5両が投入されました。
4、引込線に停車中の4122の脇をE10-1牽引列車が下ってきました。

E10は4110に比べ大きなタンク機関車です。
5、山中村を行くE10-1。 60系客車を牽引しています。

E10はタンク機と思えない重量感です。ボイラーの太さはD52の物と同じです。
4110と同じく、板谷峠では機関士を煤煙から守るため、定位は後進運転です。
参-⑤ E10-1、汽車製造株式会車会社竣工写真より

1E2の動輪5軸が力強さを感じます。
参-⑥ 米沢駅で停車中。庭坂~米沢間で性能試験を行った時の物です。

とれいん増刊・グラフ板谷峠‘83’より 1948年(昭和23年) 写真 高田隆雄
本日は、CRWで「板谷峠」で活躍した蒸気機関車特集でした。
次回は「直流機関車編」EF16とEF64の紹介です。よろしくお願いいたします。