私が初めて鉄道旅行をしたのは、小学校4年生の時で、今から48年前の1965年(昭和40年)7月の事でした。
父と姉との3人で、山形県高畠町にある日本三文殊のひとつ「亀岡文殊(文殊様)」をお参りするのが目的でした。
その時の行程は、
岩代飯野駅→川俣線→松川駅→東北本線→福島駅→奥羽本線→米沢駅→バス→亀岡文殊。 で、帰りも同じ行程で帰宅しました。
私は、初めての旅行だったので、嬉しくて乗った車両は形式までは覚えていないものの色や形をはっきり覚えています。この時から私の鉄ちゃん人生がスターとしたわけですが、あとになって、その記憶から資料などで車両の形式は何だったのかをある程度調べる事が出来ました。
その記憶をもとに、列車名・時刻と車両形式をCRWで再現してみたいと思います。
記憶をもとにしているため、必ずしも正確なわけではありません。フィクションとしてご覧くだされば幸いです。
1、岩代飯野6:42→722レ→松川6:55 C12牽引

岩代飯野から松川に向かうのは小さな蒸気機関車でしたが、小学校4年生の私には大きく見えたものでした。客車は1両だったか2両だったかまでは記憶にありませんが……。
客車一両に貨物が1~2両の混合列車。これが当時の一般的な川俣線の編成でした。
(機関車はマイクロエース製C12-66です。)
2、松川7:15→515レ→福島7:36 ED71牽引

私は「赤い電機機関車」としか記憶がありませんが、ED75は1964年から量産が開始されたので、当時はEF71牽引だった可能性が高いです。
それで、福島に向かった515レは、ED71に登場してもらいました。
(これは、最近CRWに入線した、ワールド工芸製・ED71-11)
3、福島8:08→413レ→中川信号所(福島機関区脇) D51

当時、東北本線は黒磯~仙台間が交流電化で、ED71を中心に交流機関車で運行されていました。
一方、奥羽本線・福島~米沢間は昭和24年に直流電化されており、福島駅構内から福島機関区までは1kmにも満たない距離でしたが、SL牽引になっていました。
福島駅でこれから乗る機関車の大きさにビックリしたのです。
D51だったと思いますが、福島区に多かったC59だったかもしれません。
(機関車はKATO製D51-837です。)
4、中川信号所→413レ→米沢9:35 EF16重連

窓から外を見ると、SLで牽引されていたはずの列車がいつのまにか茶色の電機機関車に、それも2両連なって(重連というのを知ったのは後の事です)走っているのが見えました。
当時は、なぜ変わったのか当時は判りませんでしたが、EF16形の直流電機に変わった事、板谷峠は直流電化になっていたのを知ったのは中学生になってからの事です。

板谷峠は36~38‰の勾配が続く路線。EF16でも喘ぎながら登っているようでした。
(機関車は前補機が最近CRWに入線したマイクロエース製EF16-6板谷と本務機がKATO製EF16-24…24号機は上越線仕様ですがそこは大目に見てください)

峠駅を過ぎると、今度は一気に下ります。EF16重連の列車は軽快に坂を下ります。
そして、まもなく米沢に到着したのでした。
米沢から山形交通のバスに乗って、「亀岡文殊(文殊様)」へお参りに行きました。
「文殊様」をお参りして、境内で食べた「玉こんにゃく」のおいしかった事。その時の「玉コン」の味が忘れられず、大人になっても何度か「文殊様」の「玉コン」を食べに行きました。
文殊様をお参りし、バスで再び米沢駅へ。
米沢へ入線する時は、福島出発と同じ、D51に牽引された列車がやってきました。
その後の帰りの記憶は残念ながらあまりありません……。
疲れて眠っていたのかな~。
5、米沢14:28→414レ→中川信号所 EF64

1965年から運行が始まったEF64牽引だったかもしれません。
記憶がないので、EF64だった事にして登場してもらいました。
(機関車はTOMIX製EF64。この車両は今でも活躍中の上越線用の1000番台です。
板谷峠で活躍した初期型とは違いますが、ご了承下さい)
中川信号所→福島以降もやっぱり記憶はないものの、松川→岩代飯野間C12牽引の車内で、父から面白い事を教えてもらいました。
父「汽車の音は『ドガダのバガヤロ!ドガダのバガヤロ!』って聞こえっぺ」
(注:ドガダ…土方)
私「うん!聞こえる。『ドガダのバカヤロ!ドガダのバガヤロ』」
って言って楽しんだので、11分間はすぐに過ぎて岩代飯野着となりました。
初めての鉄道旅行は、あっという間におわってしまいましたが、バラエティーに富んだ機関車の数々は、今でも大きな記憶として残っており、私の脳裏に深く刻まれたのでした。
そして上記の通り私の「鉄ちゃん」としての人生はスタートしたのです。
今日は、私の48年前の楽しい思い出をCRWに所属する機関車&客車で再現してみました。最後までご覧いただきありがとうございました。