【My鉄道ライブラリー】70’Expressシリーズ、今日は関西から出ていたディーゼル特急を紹介いたします。
1972年当時、関西発は、「白鳥」(前回紹介済み)「くろしお」「まつかぜ」「やくも」「おき」「かもめ」「日向」「なは」
の8系統がありました。
系統も多いので、本日は8系統のうち関西・中国方面に向かった「くろしお」「まつかぜ」「やくも」「おき」を、次回は九州方面と、2回に分けて紹介してまいります。
「まつかぜ」は博多行きでしたが、鳥取・松江・浜田等の山陰本線経由でしたので、本日紹介いたします。
ダイヤは72年1月のもので、撮影はすべて関西の同級生[関]です。
「くろしお」…天王寺から紀伊半島方面に向かうディーゼル特急で、3往復が定期で他にあと3往復が年末年始と土日に多客臨として運行されました。年末年始は51号も含め7往復の運行でした。
天王寺~名古屋を新宮経由で結んでいた1D・2Dの列車番号からもお解りのように、当時の紀伊半島へ向かう「くろしお」は、関西方面から新婚旅行や行楽に向かう人たちで混む重要な列車でした。
列車は天王寺起点でしたが、国鉄は東京を基準としている為、天王寺発が上りになります。
なおダイヤの紹介は定期列車のみとさせていただきます。
下り…2D・1号 新宮9:30→天王寺13:57、 13D・2号 白浜14:00→天王寺16:35、
1D・3号 名古屋9:35→天王寺18:16
上り…2D・1号 天王寺9:10→名古屋17:52、 12D・2号 天王寺10:00→新宮14:37、
16D・4号 天王寺12:25→新宮17:04
天王寺駅で…[関]

ホームを歩いている人は制服から、「鉄道弘済会」(今のKiosk)の方でしょうね。時代を感じます。
1967年までは名古屋~和歌山間に、関西本線・和歌山線経由で「あすか(飛鳥)」という特急も走っていました。
この特急は、くろしおと違って「空気を運んでいる」という状況(近鉄特急ともろに競合するため勝負にならなかったのでしょう)で、1965年設定後わずか2年半で廃止になってしまいました。
残念ながら、「あすか」の写真はありませんが、天王寺駅発行の「鉄道100年記念入場券」の中で紹介されているものが手元に残っていますので紹介いたします。

天王寺鉄道管理局発行の「鉄道100年記念入場券」の中の1枚です。
天鉄局からは、シリーズで3回「鉄道100年記念入場券」が発行されていますが、その1枚にありました。
この時の他の入場券は「くろしお」と「準急きのくに」「紀勢本線全通祝賀列車」の4枚組¥100でした。
「まつかぜ」…京都から新大阪→福知山線→山陰本線→関門トンネル→鹿児島本線→博多を約13時間30分かけて走破し、 山陰本線の浜田以西では唯一の特急でした。
さすがに、この運行時間ですので、京都から博多まで乗り続ける人はそう多くはなかったと思われます。
下り…1001D 京都7:20→鳥取12:13→博多20:50
上り…1002D 博多8:20→鳥取17:03→博多21:58
撮影駅は不明です。…[関]

「まつかぜ」というネーミングは、響きが好きな列車名です。当時は「餘部鉄橋」が有名撮影地でした。
「やくも」…「まつかぜ」を補完する目的で、新大阪~浜田間に設定された特急です。
補完の意味があるので、新大阪発が午後、浜田発が朝の設定でした。
下り…1003D 新大阪12:00→浜田20:22
上り…1004D 浜田8:20→新大阪16:33
兵庫県内を行く「やくも」…[関]

「神戸銀行」「兵庫相互銀行」の看板が見えるので兵庫県内です。
「神戸銀行」は後に「太陽神戸銀行」「三井住友銀行」となっていきます。時代を感じさせる1枚です。
「やくも」は72年3月改正で岡山発のキハ181系特急に引き継がれ、本来の「やくも」は、「まつかぜ」に統一され1・2号の2列車体制になりました。
「おき」…1971年に新大阪発・伯備線経由の特急として誕生し、1972年3月の山陽新幹線開通で、運転区間が変更、名前も「やくも」に変更されたため、関西地区で特急「おき」が見れたのは、わずか1年間だけでした。
これは、山陽新幹線岡山開業以降に岡山と山陰地区とを結ぶキハ181系特急のならし運転を兼ねる目的もありました。その当時「やくも」は上記の新大阪~浜田(福知山線経由)に存在したため「おき」になりました。
関西発「おき」は、1年間のみでしたが、後に小郡(今の新山口)山陰方面の特急として復活しています。
姫路駅で…[関]

キハ181系特急は、「しなの」「つばさ」に続いて、3番目の誕生でした。
その後に、四国で「しおかぜ」「南風」として誕生していますが残念ながら四国の写真はありません。
本日の紹介は以上です。次回は関西発九州ディーゼル特急の「かもめ」「なは」「日向」を予定しています。
最後までご覧いただきありがとうございました。