競った裏おじさん@BOINGxxBAGGIES
TLで見かけたので 推しチームの今シーズンのレーティング。採点者は俺。 平均的な評価点を6.0とし10.0を満点とする。 背番号順で1日5人を目標に頑張る。
2020年05月19日 12:21
アルビオンサポーターの友人がこんな面白そうなことを我らがツイッタで実施しているところを見かけたので、このご時世で時間を持て余している私は飛びつく以外の選択肢がなかったのである。
ブログの記事でいっぺんにまとめた方が見やすいかなと思ったので記事にすることにした。
採点基準
0(MIN)~10(MAX) 平均点/及第点を5とし、昨シーズンとの成績/印象やシーズン当初の期待との相対評価 ただし点数毎の基準はないため細かい点数の設定はおおざっぱであることをあらかじめご了承いただきたい。
採点者は筆者である私。あくまで私視点での評価であることをご留意いただきたい。
この記事は、「あなたはそう思ったのだろうが、私はこう思う」などの相反する意見を否定するものではない。それぞれが思い描く理想のウルブズが存在してしかるべきだ。
何が言いたいかというと、深く考えずに頭を空っぽにして呼んでほしいということだ。
では行こう!
2 マット・ドーハティ MATT DOHERTY 8/10
今シーズンこれまで7ゴール3アシストと、8ゴール8アシストだった昨シーズンに勝るとも劣らない成績を残している。
今シーズンは前線のアダマ・トラオレの陰に隠れてしまった感はあるが、サイドに張りがちなウィンガーに代わって積極的にエリア内に進入していく手際はさすがの一言。シーズン当初は怪我で出遅れたが、今ではそれを全く感じさせない成果を残している。
一方で、昨シーズン、ひいては13/14シーズン以降からずっと問題になっている守備の散漫さは相変わらず直っていない。攻撃性能はすでにトップクラスだと感じているので、今後さらにステップアップするならその点の改善が必要だろう。(ただ改善しないのがウルブズらしいともいえる)
6 ブルーノ・ジョーダン BRUNO JORDAO 5/10
ペドロ・ネトとのセットでラツィオから加入したMF。デビュー戦となったリーグカップのレディング戦で見事なゴールを見メルモ、その試合中に負傷交代してしまうという不運に見舞われた。現在では復帰しており、ヨーロッパリーグのエスパニョール戦でもプレーした。
イングランドのフットボールからしてみれば線が細いのが不安要素で、大きなインパクトも残せてはいないが、獲得時点でそもそもあまり期待していなかったので、(アカデミーから出番をうかがうものだと思っていた)この出場機会の少なさも予想通りであった。したがって可もなく不可もない及第点。
7 ペドロ・ネト PEDRO NETO 10/10
今シーズン一番のサプライズ。前述のジョーダンとともにイタリアからやってきたウィンガー。
てっきりアカデミーとトップチームを行き来するシーズンになると思っていたのだが、ふたを開けてみれば、いきなり7番を与えられた期待に応える以上の活躍を見せた。
ジョーダンと同様、これまたデビュー戦となったヨーロッパリーグのピュニク戦でゴールを決めると、快速を生かしたドリブルでDFたちを翻弄して見せた。
チームになじんだ秋以降の活躍が特に目覚ましく、リバプール戦やマンユナイテッド戦のゴール未遂を皮切りに、ジョタの不在を補って余りある活躍でサポーターたちの心をつかんだ。
アダマ・トラオレ、ディオゴ・ジョタにペドロ・ネトの台頭によって、3人の快速ドリブラーに次々と対処しなければならないという、相手のフルバックには悪夢のような布陣が出来上がってしまった。
個人的に今後の活躍が最も楽しみな選手である。期待を超えてきたことと、今後の活躍に期待が持てるという点で、今期の評価は10点。
8 ルベン・ネベス RUBEN NEVES 7/10
疲労もあっただろうが、今シーズンの序盤は中盤底に引きこもってしまったがためにウルブズの攻撃が停滞してしまった。それがシステム変更によって改善されるとともに、(アダマ・トラオレの奮戦もあって)ウルブズの調子が上向いた。
ジョアン・モウチーニョと双璧を成す中盤の完成度はプレミアリーグでも随一ではなかろうか。ひいき目ももちろんあるだろうが、守備の出足が良く、広い視野でパスを散らし、中長距離のパスで攻撃の起点になれる。さらにはロングシュートでゴールを直接脅かすこともできる。ウルブズにいるのが不思議なくらい隙のない選手へと成長した。
もとよりウルブズでの看板選手の立ち位置に属する選手であり、彼に期待するところも大きかったため、評価は控えめとなっている。期待を大きく上回ることがなかったというだけで、彼自身への私の評価はすこぶる高いことをここに記しておく。
9 ラウル・ヒメネス RAUL JIMENEZ 9/10
昨シーズンのトップスコアラーである彼に期待するところは確かに大きかったのだが、メキシカンセンセーションはその期待を優に超えてきた。今シーズンもすでに22ゴールとエースナンバーに似合う活躍を見せている。
点で合わせる技術だけでなく、ポストプレーもうまく、ドリブルも得意なオールラウンダーで、彼がいるのといないのとではチームの出来が大きく変わってしまうほど。
プレアミアリーグでシーズン最多得点記録を塗り替えた昨シーズンをさらに上回るペースでゴールを量産している彼への評価は必然的に高くなる。来シーズン以降の活躍が大いに楽しみな選手である。
10 ダニエル・ポデンス DANIEL PODENCE N/A
ヌーノが補強の必要性を訴え続けた1月も末になってようやく獲得した選手。ただし、その直後にシーズンが中断となり、ピッチ上でインパクトを残せないでいる。ただし、この中断期間中にイングランドにどんどん慣れていけば、再開後の適応がより早く済むのではないか。ピンチはチャンスである。
加入後速10番を任されるなど、大きな期待を背負っている。快速ウィンガーがそろっているウルブズに加わった更なる快速ウィンガー。見てわかるほどに小柄なので、ピッチ上で見失うことはなさそう。
11 ルイ・パトリシオ RUI PATRICIO 5/10
言わずと知れたポルトガルの守護神。それほどの名手がなぜウルブズにいるのかという疑問は現在のチームにおいては何度も口にする疑問なので今更珍しくもない。
強みであるショットストップの面では全く心配していない。一方で、課題であるキック精度についてはなかなか改善がみられず、エスパニョール戦では自作自演の舞を披露するほど。心臓に悪いので本当にやめてほしい。
期待通りのショットストップと、昨シーズンから継続してキック精度に課題が残っているということで及第点。
15 ウィリー・ボリー WILLY BOLY 9/10
秋に彼が離脱してから、守備が不安定になり、彼が復帰した年末年始にかけて、再び守備が安定した。
ウルブズにおいて、彼の存在は非常に大きいのだ。大きく外に開いて組み立てを担い、曲を生かしてクロスに対応し、体を張ってシュートを防ぐ姿に心を打たれたサポーターも多い。
彼の安定感は昨シーズン以前よりわかってはいたものの、今シーズンに彼が実際に離脱したことで彼の重要性を改めて実感する機会となった。失われて初めて気づくものの大切さというやつだ。
16 コナー・コーディ CONOR COADY 7/10
言わずと知れたウルブズのキャプテン。
その大声は時折宇座がられることがあるもののピッチ上ではよく響き、チームを統率するにはうってつけ。今シーズンは昨シーズンなど目ではない過密日程にさいなまれたが、結果的に大きなけがなく乗り越えられたのは彼の貢献も大きいだろう。
今シーズンも引き続き正確無比なロングキックで攻撃の起点になることもしばしば。
一方で、時折元MFらしい軽率な守備を見せてしまうことがあるので、行くか引くかの見極めの精度を上げるのが今後の課題だろう。
17 モーガン・ギブスーホワイト MORGAN GIBBS-WHITE 1/10
チーム全体が今後の成長に期待しているといっていい。それはチームの面々が彼に対して抱いている印象からもうかがい知れる。
しかし、今シーズンは怪我に悩まされ思ったように出場機会を得ることができず、また昨シーズンのチェルシー戦のようなインパクトを残すこともできなかった。
そこに、外出自粛中の外出でパーティ騒ぎを起こし、ウルブズから内々に処分されるようだ。
一気に肩身が狭くなってしまった彼に残されたチャンスがいくつあるのか。
18 ディオゴ・ジョタ DIOGO JOTA 7/10
昨シーズン前半はそれまでの活躍が嘘のように結果が残せなかったが、そのスランプを脱して以降は好成績を継続的に残している。
彼の持ち味とは狭いところを縫うようなドリブルと、左利きとは思えない右足の精度である。
ウルブズのシーズンを変えたクリスタルパレ戦など、要所要所での活躍はさすがの一言。
若干ではあるがスペランカーの気質があるので、怪我には注意していただきたい。
19 ジョニー・オットー・カストロ JONNY OTTO CASTRO 6/10
右のドーハティが攻撃全振りなら、左のジョニーは堅実性を絵にかいたような選手。
安定した守備が持ち味でありながら、近頃は攻撃参加のタイミングも秀でてきており、サウサンプトン戦では最前線を走ってPKを獲得した。
カウンターが若干不安ではあるものの、量ウィングバックがかわるがわる最前線に走りこむことで、相手DFはかなり混乱するだろう。
21 ジョン・ラディ JOHN RUDDY 7/10
彼がプレーしたのはカップ戦とヨーロッパリーグの数試合のみだが、彼の真価はその豊富な経験を生かしたロッカールームでの立ち振る舞いである。
彼がチームを陰で支えているといっても過言ではないだろう。
それにこたえる形で、ウルブズは彼の契約に付帯していた1年間の契約延長オプションを行使した。
あと1年は彼をモリニューで見られるだろう。
27 ロメイン・サイス ROMAIN SAISS 8/10
昨シーズンにサイスがCBとして起用された際は、安定感という言葉には程遠かった出来だったが、今シーズンはその様相が一変。序盤のクリスタルパレス戦こそレッドカードを受けてしまったものの、そのサスペンション明けからは見違えるような安定感を見せた。
ウィリー・ボリーの不在は、彼がいなかったらより深刻になっていただろう。
なお、センターハーフにポジションを移しても、鋭いタックルは相変わらず連発している。いつ退場してしまうか気が気でないけれど、けれどそれがいい!と思えたらあなたは立派なウルブズサポーター。
28 ジョアン・モウチーニョ JOAO MOUTINHO 6/10
なぜモウチーニョほどの選手がウルブズにいるのか。これももはや使い古された文章である。
なぜかはともかく、彼は落ち着いてボールを散らすことができ、ネベスに輪をかけてボールを失うことがない。プレスキックも正確で、コーナーキックを担当することが多い。
そういえばなぜ、ウルブズはあれだけショートコーナーをを多用するのだろうか。
ちなみにモウチーニョの課題はネベスとは逆で、ロングシュートの精度を上げることだ。
29 ルベン・ヴィナグレ RUBEN VINAGRE 5/10
ジョニー・オットーの陰に隠れて出場機会が少なくなってはいるが、ベンチからの攻撃のオプションとしてヌーノに重宝されているウィングバック。
彼の持ち味はこれまたスピードを活かした突破で、シザースを愛用する。左足のクロスの精度もそうだが、まずは逆足である右足の精度を向上させることが重要だろう。
あるいは、苦あれ須磨のように特殊な成長を遂げるかである。
30 レオナルド・カンパーナ LEONARDO CAMPANA N/A
一月にエクアドルから獲得した同国代表FW.。ただし、公式戦に出場したことはないため、彼がプレースタイルスタイルなのかはわからずじまい。今後に期待するしかない。
32 レアンダー・デンドンカー LEANDER DENDONCKER 6/10
昨シーズンはデビューまでに半年かかったMF。
当時はシステムを3-5-2に変更したことが活躍のきっかけになったが、今シーズンは3-4-3が主流となったものの、DF陣のケガの影響で一定の出場機会を得ている。
ケガ人が戦線に復帰した今は、アダマ・トラオレと排他の関係で3-4-3と3-5-2を使い分ける際のスイッチとして機能している。
37 アダマ・トラオレ ADAMA TRAORE 10/10
今シーズンのウルブズを代表する選手。昨シーズンは見られなかった自信がみなぎっているようで、積極的なドリブル突破が文字通りウルブズの活路を開いた。
チームの顔といわれるまでに成長した選手であれば当然なのだが、相手DFから激しいマーキングを受けた結果、試合中に何度か肩を脱臼してしまうことがあった。癖になっていないことを願っている。
49 マックス・キルマン MAX KILMAN 6/10
フラムアカデミーから辞林ガム、メイデンヘッドを経由してウルブズに加入した元フットサルのイングランド代表選手。
経歴通り足元の技術は確かで落ち着き払っているところが強み。少ない出場機会の中で、初めこそ経験不足から浮足立っていたが、今では一人前のプレーができるようになった。
立派な戦力として数えられている。
今年初めに、誰にも悟らさせることなく契約延長を達成していた。
59 オスカー・ブール・ラスムッセン Oskar Buur Rasmussen 5/10
ヌーノ初年度の17/18シーズン、優勝戦線の最中にて値千金の同点ゴールを決めた男こそ彼。
そして2年の月日がたち、久しぶりにトップチームでの出番をつかんだ彼は、ELベジクタシュ戦でディオゴのハットトリックをアシスト。なかなかに持っている男である。
今後の成長に期待。
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以上で今回のレビューを終わりたいと思います。思ったより記事が長くなってしまって、途中から一人当たりの文章量を少なめにしていました。すみません。
ありがとうございました。では、また会う日まで。





















