金曜日に到着し、次の月曜日にはウォルバーハンプトンに宿泊し、続く火曜日はウェストミッドランズを渡り歩く。そうして休む間もなく、水曜日に、グリフィン・パークを訪れた。
直前に訪れたウォルバーハンプトンと比べても、直後に訪れたシュリューズベリーと比べても、その交通の利便性は群を抜いていた!なんと言ってもロンドンのクラブ。オイスターカードを使って事前にチケットを購入する必要もなくサクッと最寄り駅まで行けるのである。
グリフィン・パークは、ウェストロンドンのブレントフォードに位置するスタジアム。真の最寄り駅は、Great Western Railways の Brentford 駅 なのだが、おそらくその路線はオイスターカードには対応していないだろうということで、無理をせず、Tube の最寄り駅である Piccadily Line の South Ealing 駅に降り立つ。

そこからは歩いて15分ほど。駅の出口を右に出て、ひたすら道沿いに直進するだけである。
ナイターゲームだったので、大きな照明が爛々と光るのを見て、すぐにあれがスタジアムだと分かった。見つけやすいのは良いことだ。

念のため... と試合開始2時間前に到着した私は、面白い光景を目にした。
その日の対戦相手であったアストンビラのチームバスが、スタジアムにつけるために細い路地を曲がろうと必死に腰を振っていた。そして、その前を、臙脂色のスカーフを振り回しながら横切っていく乗用車。思わず笑ってしまった。

グリフィン・パークの入場の仕方は若干特殊というか、古いスタジアムの昔ながらの方式が残っているのか、スタジアムの敷地に入る際にチケットの照会をした。10000人弱のスタジアムだからか、有人改札であった。
そして、入場後に手荷物検査を行い、マッチデイプログラムを購入し、さあ何か食べようと思ったその時!レジカウンターにクレジットカードリーダーがないことを発見!手元には高額紙幣とプログラムのお釣りが少々のみ!蘇るバスのトラウマ(バーミンガム周遊編を参照のこと)!
ということで、帰ってから何か食べれば良いやと思考を切り替え... ここでは何も買わないことに。
この時点で試合開始まで100分!
ひとまず、周辺をブラブラ...
ブラブラ...
...寒い!
それもそのはず、冬の夜だから。

それでもなんとか寒さに耐え、かじかむ手を動かしてプログラムを読んでいると、選手たちがウォーミングアップを始めた。
いや、近!!
等身大じゃねえか!
選手を間近で見たのは、この時が始めて。それはもう驚いた!選手の息遣いが聞こえてくるような距離感、ボールを蹴る鈍い音まで聞こえたのだ!
それに興奮しながら、ウォームアップの様子とプログラムを交互に眺めていると、あっという間に時間が過ぎて行った。
試合開始。試合の様子はクラブの公式YouTubeチャンネルにて配信されているハイライト動画をご覧ください。
ブレントフォードが優勢のまま試合が推移するも、最後の最後でチャンスを作りきれなかいもどかしい展開。そんな中、またも終了間際に、時の男 ニール・マウパイが素晴らしいゴールを決め、グリフィン・パークが沸いた!!
試合中は息をするように愚痴っていたとなりのおじいさんも、これにはガッツポーズ。そのまま試合終了!終わってみれば素晴らしい試合だった!

特に、セルジ・カノスとモーゼス・オドゥバジョ、ヨアン・バーベーのプレーが良かったように感じた。
この日、カノスは慣れないフルバック起用だったものの、持ち前のキレのあるドリブルで相手を切り裂いていた。ちなみに、彼のソックスは虫食いタイプ。
オドゥバジョも、カノスと反対のサイドで上下動を繰り返していた。
そしてバーベー。彼は守備の貢献もさることながら、反対サイドへのロングパスの精度が高かった。
ピッチサイドからの観戦だったからか、サイドチェンジのボールにより迫力を感じた試合だった。
試合後は、ゲートが近いのと、駅での混雑を避けるために足早にスタジアムを去った。しかし、終了間際の決勝点を目撃した後で、足取りは軽かった。