てるさんのしあわせイノベーション -959ページ目

映画 『寝ずの番』


映画『寝ずの番』を最初に見たのは関空-北京のJALの機内だった。
ずっと笑い声を必死で押し殺して小さな画面にくぎづけになって観た。
その後、DVDレンタルが出て、もう一度テレビサイズの画面で見たいと思い、すぐに借りた。
この年末に元気が出る映画が観たくなり、再び借りて正月に観た。3度目である。

観終えて中島らもの原作も読みたいと思い、昨日、文庫本を購入し、すぐに読み終えた。


原作も決して悪くなかったが、映画のほうがさらに面白い。
原作を超えたすごい映画!である。

監督のマキノ雅彦とは、津川雅彦のこ
とで、彼の監督初作品である。
日本映画の祖・マキノ省三を祖父に、その息子で生涯に261本の映画を撮ったマキノ雅弘を叔父にもつ津川雅彦が二人にリスペクトして、監督用に襲名した名前である。

内容はというと。。。

落語家一門で、師匠(長門裕之)、次いで一番弟子(笹野高史)、最後に師匠の妻(富士純子)が立て続けに亡くなり、それぞれの通夜で、弟子達が寝ずの番で、亡き人の思い出話にふける

という展開なのだが、落語家だけに、故人の思い出話しが実に面白い。

性器やセックスの方言ネタや春歌合戦など放送禁止用語続出で、テレビ放映は絶対できない。
実際、テレビではできない映画を作りたいという想いが込められて創られている。
しかし、下ネタ満載なのに決して下品ではなく”艶(つや)”さえ感じる。
(さすが通夜だけに。。。失礼!)

主演は中堅弟子役の中井貴一。
彼も好演しているが、それ以上に妻役の木村佳乃が最高である!
いまわの際の師匠の最後のお願いと頼まれてアソコを開帳するなど、むずかしい下ネタ場面をいやらしさを感じさせず、さわやかさまで漂わせて、実に見事に演じている。
ぼくはこの映画でファンになってしまった。

テンションが下がって笑いを求めているときにはとっておきの作品。

邦画に関しては、今のところ、ぼくのベスト作品だ。

寝ずの番 [DVD]/中井貴一,木村佳乃,木下ほうか

¥3,990
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2005年

監督 マキノ雅彦
原作 中島らも
出演 中井貴一、木村佳乃、長門裕之、富士純子ほか



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