社会保障のための増税は正しいか?
国債の格付けが下がりましたね。
すでに新しいのが出ているのですが、雑誌『BRUTUS』の前号の”本-20011年、「世の中」を考える175冊”をいまだにちびちびと読んでいます。
「お金と幸福」のテーマでエコノミストの飯田泰之さんの記事に考えさせられました。
たとえばメディアのインチキ。
「所得と幸福度の関係」の統計で、「所得が高い人ほど幸せを感じていない」の結果は、実は所得の要因よりも加齢による要因が高く、「お金を持つと幸せになれない」は誤解。同世代だけで見ると所得の高い人のほうが幸福度が高い。
たとえば政治のインチキ。
社会保障は「弱者を救うための保険」と言っておきながら、実際はお金のない若者から資産を多く持った老齢世代に所得の移転が行なわれており、社会保障が逆に経済格差を広げる要因になっている。年金制度がこのままでは絶対保てないのに、選挙では高齢者の影響力が強いので政治家は改善しない。
ぼくも恥ずかしながら財政健全化と社会保障を両立するためには、単純に増税やむなしと思っていましたが、お金のない若者から裕福な高齢者への所得移転という意味では問題がありそうです。
消費税は高齢者も負担すると言っても、人間は歳をとれば物欲は下がりますし、やっぱり若者に不利です。
今以上に若者の消費欲が下げたくないですしね。
そう考えると社会保障のためのための増税は正しくないように思いました。
いろいろ考えさせられた昼休みのひとときでした。
