正しく生きることを考えさせられる映画『復活』
今日は家に帰ってから、レンタルDVDでイタリアの大好きな映画監督である、パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ(兄弟です)の『復活』を観ました。
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『父 パードレ・パドローネ』、『サンロレンツォの夜』、『カオス・シチリア物語』、『グッド・モーニング・バビロン』と、80年代から日本の小映画館で公開された作品は欠かさず観るようにしていたのですが、2001年の本作は、ちょうどぼくが海外赴任中だったので、公開されていたことすら知らず、見逃していました。
原作はトルストイの同名の有名な小説ですが、恥ずかしながらぼくは読んでいないので、この映画で初めて内容を知りました。
ロシアの貴族が学生のころに帰省して、新しく雇った孤児のメイドと深い仲になるが、学校に戻る頃には金を渡して逃げるように去っていく。その後、将来を嘱望される若き将校となった貴族が、陪審員として参加した裁判で、かつて恋した女が無実の罪を着せられて重罪となったことで、彼女の無実を晴らすために、財も婚約者も投げ打って控訴し、彼女とともにシベリアまで着いていくが。。。これ以上は観てのお楽しみです。
この『復活』の映画評をみると、「トルストイ最大の悲恋ドラマを映画化」という表現をよくされていますが、ぼくは恋愛をテーマにしているというより、タヴィアーニ兄弟の他の作品でも一貫して描かれている、人間が正しく生きることの大切さ、困難さをを描いた作品として観ました。
楽しめる映画というよりも考えさせられる映画ですが、ヨーロッパ映画にありがちな難解さはなく、わかりやすい表現で力強い作品ですのでおススメします。