今日は、複数の性格タイプ診断の中身を
見比べていました。
外向性と内向性の傾向と、
他の心の機能４タイプとの関連性について
考えていました。
色々な性格タイプ診断を見比べると
微妙に違いがあって、面白いです。
私がこのような性格タイプ診断に興味を持つのは
自分が若い頃から、
人は自分の得意なことで仕事をする方が色々な面で効率的である
（＝プロジェクト的にも本人的にも最も良い）
と考えてきたからです。
また、年齢を重ねるにつれて、
人は見えている景色が違うから、
それぞれ得意なことも、苦手なことも違うのだ、と
考えるようになり、これも心理学を学ぶ必要があると
考えた一因でもあります。
今日はこれをもう少し、説明してみます。
私は新卒で社会人になったところから、
ずっとIT業界でお仕事をしてきました。
いわゆる普通のSEとして仕事をしていたのは
若い頃のことで、通算しても５年程度だと思います。
それ以外はPMのような管理者の立ち位置だったり、
現場での技術支援をするスペシャリストだったり、
プロジェクト全体をシステム面から管理する
品質・問題管理のポジションで
システム構築のプロジェクトに関わってきました。
システム開発のプロジェクトでは、
個々人がそれぞれのタスクをこなします。
それぞれ担当範囲が違うので、意思疎通が重要になります。
問題が起きたら、各分野のエンジニアが
連携しないと解決しません。
でも、エンジニアはそれぞれ、
専門分野があるので、隣の仕事の中身を知らないことも多く、
全く話が通じなくて、
そもそも意思疎通がとりにくい場合もあります。
専門分野の知識面だけでなく、
人なので、性格の合う・合わないもあります。
そうなると、
各エンジニアがどれだけ気分よく仕事できるか、で
随分、プロジェクトの状況は違ってくるのです。
例えば、
どうしてもうまく動かない、どこか設定が違っているはずだけれど、
自分ではわからない、という時。
気軽に言えるメンバが近くにいれば、
お手伝いをすぐ頼めます。
そうすると、一人では気づかなかったことに
早く気がつき、ミスを治せます。
だけれど、気軽に言えるメンバがいなくて、
一人で頑張っていると、
他の人だったらスルッと気づくことに気づけずに、
問題がなかなか解決しない。
そうすると、プレッシャーばかりがエンジニアにかかり、
一言、「困っている」と言うだけのことでも、
迷惑がかかるかも...と余計な想像をして、
口にだすのに勇気が必要になったりします。
最後には不具合を隠してしまったり、
細かいことは指摘しなくなってしまったり
するようになります。
要は、一度、気分的なものがこじれると、
全部がうまく回らなくなっていくのです。
裏目に出てしまうようになる.....
（心理学的にも疑心暗鬼になったり、
自信がなかったりしている状態だと
パフォーマンスが出ないという研究結果があるそうです。）
逆に、うまくいっている時、
自分の強みをうまく使って、仕事している時は
得意なことなので、比較的楽に結果を出せる。
結果が出せたら、日々、気分良くなれるし、
自己肯定感も上がるので、
余計な心配せずに周りに気になることは聞けるし、
他人の指摘にも寛容になれる。
そうすると、そもそも、それぞれのメンバが
他のメンバとぶつかりにくくなりますよね...
そんな感じで、全部がうまくいく状態に
なっていくな..と思って、
心理学や、自分の強みを活かす、
他者との違いを受容するということに
興味を持つようになりました。
これを思い始めたのは相当前の話なのですが、
最近は、よく聞く話にもなってきているのを感じます。
IT業界だとアジャイルフレームワークで
スクラムとか適用すると、
バッチリこういう話になってきますので、
時代が追いついてきた
と最近は思ったりしています
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