1月25日(土) Paraiso ありがとう!! またいつか Liveが開催されました。

四条畷駅すぐにあるライブハウスParaiso、この2月にお店をしめられます。
ママさんはジャズ喫茶からスタートして50年以上、音楽と関係のあるお仕事をなさってこられました。
お体の事もあり引退なさるそうで、一月はいくつかご縁のあったみんなでイベントが開かれました。

そのうちの一つにCatsPaw Duoにて参加させていただきました。
対バンはどちらもご縁のある方ばかりの Great Jazz、Kawori with Jeys

Kawori with Jeysはとても愛のあるステージを
Great Jazzは脳がとろけるくらい、難しい曲を見事になさっておられました。
皆さんとても素晴らしいステージでした。

セッションも見所が多くて、暖かい雰囲気もあり、とてもいい感じでした。

私事ですが、ママさんとは前のお店、門真にあったジャズインマリさんからのご縁
8年くらいになります。

その頃のホームであったフリーピープル
そこへ当時はジャズインマリだったママさんが来られて、
セッションがあるよと、お声かけていただき、
フリピマスターも行っておいでと、店長(今も一緒に活動してるギタリスト、相方)
と共に快く送り出してくださったのがご縁のキッカケ、
ジャズマリさん、そしてパライソさん、沢山いい時間をいただきました。

いいライブがいくつもあり、セッション、オープンマイク、何度かライブもさせていただきました。

色々アドバイスもいただき、色々なプレイヤーさんと音楽をさせていただいて、
ままなるもの、ままならないものも含めて現場での感覚という経験を沢山させていただきました。

お店さんを軸に沢山交流もできて、今もつながってる方、頑張れば会える方、たぶんもう会えない方、
いろんな方のご縁と思い出をいただきました。

ママさんとじっくりお話した夜や、音楽に厳しい友人と沢山、話し合えた事も、
彼とのやり取りの中、ほとんどが絶望の中、ほんの少しの希望、声はいいとほめていただいた事も、
ある日ふと、僕も音楽から卒業かなと感じたり、新しい流れができてまた通うようになったり、
お金がないのでね。いいお客ではなかったと思います。
ただ、いくつかご縁は運べたかな、それで何かが返せてたらいいなと思います。

いただいた沢山の時間が、今とても自分の中で役に立ってます。
育ててくれる場所、ホームと呼べる場所、中身は超辛口な僕が心地よいと感じる場所。
生きてる間にあとどれだけ出会えるかな。
ママさんのお店 パライソは心の底から安心して歌えるホームでありました。

最後に今の僕がいただいた経験でどんな感じか、ママさんに聴いてほしくて
選曲も随分と悩みました。

僕はさだまさしさんが大好きで
流れはね、感動系、泣かす方へ持ってゆきたくなるのです。

今回は久しぶりのDuo せっかくだからJazz(ボサ)流れにしたいなあと
それでも、橋をかける歌とか、紙でできた月とか、私の味とか、むにゅむにゅ、
色々考えてたけど、Jazzは悲しい事を笑って歌うジャンルだよと耳にしてた事を思い出して
しめっぽいのやめよ、素直に僕の今をママさんに聴いてもらおうとCatsPawらしい選曲にしました。
ただ、感謝の気持ちを込めて、ノーモアブルースで〆ようと思いました。

セットリストはこーんな感じ

ラブフォーセール
ドールハウス(ボサ)(谷山浩子さんカバー)
イパネマの娘(ボサ成分ヌキ)
月の光~コルコバード
ビリンバウ
ハニーサックルローズ
ノーモアブルース

ラブフォーセール、イパネマの娘、コルコバードは(今回とはアレンジは違いますが)
パライソさんでも何度も歌わせていただきましたね。
(ビリンバウは時々ライブの時に)
あの頃から変わったなと、ママさんに感じてもらえてれば大成功です。

月の光~コルコバードの流れは、とある素晴らしいピアニストさんが
ライブの時なさってくださり、心の底から感動した流れで、
岩田さんにお願いして、今回で2回目かな、いい感じにしていただきました。

アフターで自然にその方のお名前が出たので、久しぶりにその方のお話ができた事も
とても嬉しかったです。選曲してよかった。

ハニーサックルローズは初挑戦、僕にない系をやってみたくて選びましたが
酔っ払いのようになりましたね。

イパネマは緊張感のあるアレンジで、ヘンな笑いが出ます。
どの曲もいい感じにしてくださった岩田さんに感謝です。


ノーモアブルースは再生とサウダージの歌
元々はシェガ・ジ・サウダージ

この恋をサウダージになんてしたくない
二度と手に入らないものになんてしたくない
希望や願いをうたってるのです。

アメリカに渡り、ノー・モア・ブルース
僕はノーモアブルースとして歌っています。
そこでは、しあわせは故郷にあったと歌います。

家から遠く離れているときは
いつでも 僕の心は家に向かっている
どんなときも 故郷(ホームタウン)に向かっている
しあわせを求めて世界中を旅してまわったけれど
僕がみつけたしあわせは故郷にあった
もう悲しみはいらない、故郷に帰るから

という形の再生の歌になるのです。

僕の中で再生と同時にサウダージ(二度とは戻れない場所、時間、感情、感覚)
が混在する、感じる歌なのです。

ホームタウン

帰るべき場所はホーム、でも、もうこの世界にはなくて
全てはサウダージになるのです。

でも、僕が生きてる限りは、僕の中ではずっとここにあるのです。
同時に誰かが思い出せば、その人なりのホームがそこにあるのです。

ノーモアブルース、悲しみはもういらない
僕の中でパライソさんの日々は、心の中の特別な場所になったから、歌に閉じ込めて、
ぼくはこれからも旅をするのだと感じて
この歌を選びました。

お店でいただいたご縁はまだ続くだろうし、ママさんだって会おうと思えば会えるし。
お店は消えてしまっても、まだまだ皆、旅は続くのです。

また、少し先の未来で、ご一緒出来ればいいなと。
そう思ってます。

ママさんがお店をなさってる事で本当に
沢山いただきました。

ありがとうございました。

そして新しい生活
どうかずっとお元気でありますように。

また、何かの機会にお会いしたいなあ。
もう少し成長した時に。

元気でね。