譲渡と里親の基準について2 | CatSocion*啓発活動中

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幸せを待っている猫のために・・・

沢山のご意見を頂き、数件のコメントをご紹介させて頂きます。

 

ほとんどは、里親希望側からのご意見でした。

 

ボランティア側からは意見は少なく、里親希望側からのご意見がほとんどでした。ボランティア側から意見はなかったというのも、私が感じる所ですが、「現状を変えたくない、変えれない事情」があるかと思われます。


ボランティア側:

 

1)新しい家族を探している高齢の里親希望の方には、成猫を長期預かりとしてお願いするのが良いのではないかと思います。譲渡が目的ではなく、その先の猫の幸せが目的なので、どうしても条件は必要になってしまいます。



追記します。
2)お年寄りが病気や死亡により不幸になってしまった猫たちを見てきました。
ただでさえ環境の変化に弱いのに年老いた猫の移動は命を落とすこともあります。
本当に猫たちは可哀想なのです。

ですから、できるだけ生涯を伴にしてくださる可能性の高い方に譲渡したいのです。
~略~
犬や猫は愛玩動物ですから、お互い寄り添い支え合い、
お年寄りには動物は必要なのだと、いつも感じています。

お年寄りの飼い主さんが集まってお互いに後継人になる「会」とか・・・


里親推進側:

 

1)高齢者で動物と暮らす事は決して悪い事ばかりではないでしょう。

2)「何もかもお膳立てをしろ」とは申しません。
情報を知る為の術をない高齢者にホンの少しでも手をさしのべては頂けませんか。
先程も申し上げましたけど、現役世代でも情報を探しきれない方もいらっしゃる可能性も否定は出来ませんので「保護猫」と言う存在の啓蒙活動を重点的に行って下さい!!

 

3)元から条件的に難しい(住宅がペット禁止、昔ながらの半外飼いも当然と考えている人、避妊・去勢に対して理解がない等)人はともかくとして、大切な家族として迎えてくれるポテンシャルのある人がせっかく保護動物に意識を向けてくれているのであれば、別の選択肢を提案できる人または機関があるといいなぁと思います。



4)年齢差別とステイタス差別ですね。正直ないえば、私はそういう差別的な考えを持っている人たちの動物愛護団体を信じることができません!

 


5)日々の活動に奮闘されているボランティアさん達は時間もなく、希望条件外の譲渡希望の方とのコミュニケーションや広報活動まで手が回らないのはしょうがないと思いますが、そこがまた普通の猫好きな人達と距離をあけてしまう原因にもなっていると感じます。
愛護団体のブログやHPを見ても、いったいどんな人がやっているのか見えてこない所も多く、それなのに譲渡希望者には情報公開&譲渡条件をガンガン言われる「上から目線」だと感じる人もいて、それがイヤでペットショップから迎えたという人もいます。

 

 

6)譲渡条件が厳しい...確かに。でも、厳しくて当たり前ですよね。命を預けるわけですから。
人によって「厳しい」と感じるポイントも様々だと思います。
本当に猫の為を思うなら改善策を見つけようと努力できるはず。

 

猫を保護してるから偉い、でもなく、猫を貰ってあげるんだから偉い、でもないんです。

私も生体販売は断固反対です!
せっかくの保護猫活動、里親制度
もっともっと一般的なものとしていきたいです。

そのためにも意見交換の場はとても大切ですよね。

 

 

7)一人暮らし高齢者にとってペットを飼うことは、孤独を癒し、大きな生きがいになります。しかも、時間もたっぷりあります。丁寧にお世話ができます。最高の飼い主です。
しかし、ボランティアからの譲渡は年々厳しくなっています。結局、お金が出せる高齢者はペットショップで購入します。お金が出せない方は、公園などで捨て猫を拾い、周りに隠れて猫を飼いだします。不妊去勢をしないままだと、多頭飼いにまっしぐらです。
一人暮らしの高齢者がペットを飼うことを社会全体で認めて、ペットを通じて高齢者が孤立しないようにする仕組みを作るべきだと考えます。
ボランティアのみなさん! 高齢者にペットを譲渡しないのでしたら、一時預かり、ケア・ファミリーとして元気な高齢者を活用してください。一人暮らしの高齢者の私からのお願いです。



この他にも貴重なご意見を頂いております。ありがとうございました!また、長文を切り取らせて頂き、主旨は他にあるというところがありましたら、容赦くださいませ。


そして、

このようなご意見をどのようにまとめるかと頭を悩ませていたのですが、

 

ご意見の中に、ヒント!が見つかりました。

問題の根源は
譲渡する側は猫の身になって考えてしまう事
される側は人間の身になって考えてしまう事なのでは・・・


そうなのです。
これでは、いくら経っても平行線。論点が違います。

 

自分がどちらかと問うてみてください。


そして、改めて「猫の身」「人間の身」と半分ずつの思考を取り入れはどうでしょうか。

歩み寄りです。

 

高齢者に猫を渡せないボランティアさんは、保護部屋にいて愛情を掛ける時間の少ないところより、たっぷり時間のある高齢者の方に安心して委ねる努力をお願いします。
万が一、高齢者の方が看れなくなった場合には、信託や養老院、費用の捻出が厳しいようでしたら、引受けるシステムを作りましょう。


里親希望の方は、ボランティアさんの具体的な苦労を知って下さい。寝食を犠牲にして、猫の幸せのために人生を過ごしています。自分の病気があってもそっちのけです。人より猫の命。
高齢者だけでなく、条件の厳しいのには、「救えた命を安全に繋げたい」と、きちんと理由があります。

その譲渡条件材料を少しでも揃える努力と、熱意を伝えられましたか?
また、ボランティアさんも様々で、高齢者に好意的なボランティアも多く存在します。簡単に諦めないでください。
偉そうとか上から目線は、個人感情の見解ですから、ここは現時点では、取り合いたくありませんので、あしからず、すみません。



また、具体的譲渡ですが、
例えば、月に一度のボランティアから始めたりすれば、情報も入り、そこの状況によっては、そこで縁があったりと譲渡され易くなりませんか?また、どんな想いで保護しているのかがわかれば、「猫重視」感覚が理解ができるのでは?
ボランティアの情報がないのなら、役所に聞いてみましょう。ネットが使えなくても人とのコミュニケーションは出来るはずです。



以前、庭に来た猫に餌を与え増やしてしまい、10匹の不妊手術の相談をされたご老人がいらっしゃいましたが、パソコンも使われず、新聞に一言記載された当社の名前のみで探され飛び込みで来られ、そしてすべての猫の不妊手術をされました。熱意があれば!


また、ご提案にあったように、新しい譲渡機関、新しい仕組みは必要です。

ご要望がかなりあると伺っています。
実はある方が、高齢者譲渡の仕組みを具体的に考えていらっしゃいます。
ご紹介できる時がきましたら、必ず!

 

 


私の尊敬するボランティアさんの、保護猫譲渡条件です。


「私以上に、この子の猫生を大切してくれる人に渡す」

条件でなく、やはり愛情なのではないでしょうか?

双方の信頼関係を築くのは、お互いの感情を抑えて、相手の気持ちを考えることでしょうか?

きれい事ではあきませんか?


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*4月バザーの予定*

日時:4月2日、16日、23日、30日

時間:13時~18時

場所:大阪市北区中崎西4-1-30
キャット・ソシオン ギャラリー&サロン1階


*バザーの売上金は、医療費やTNRのための猫保護費、活動運営費のために使わせて頂きます。
*バザーの物資のご協力もよろしくお願い致します。
   断捨離をして、不要な物がありましたら、ご協力くださいませ。

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キャット・ソシオン・ギャラリー&サロンからのレンタルのご案内

 

◎1階は、約40m2のアートや各種展示に
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