公園猫の写真展の様子です。
オープンイベント時の為の展示でしたが、
先週の15日・16日にイベント時にご高覧できなかった方々が
大勢いらっしゃいましたので、臨時で開催致しました。
公園猫は、大阪市西区の靭公園・中央区の中之島公園・中央区の大阪城公園
の猫さん達です。
そして、公園猫の保護管理の経緯や想いを寄せて頂いております。
写真のすべては、各公園のボランティアさんの撮影です。
<靭公園の猫達>
*靭公園の猫さん達
*靭公園の猫さん達
***靭公園の猫たち***
大阪市のほぼ中央、西区靭本町にある靭公園では
今から30年ほど前から、近隣の個人の手でノラねこの餌やりと不妊手術が
行われていました。また公園内にはホームレスといわれる人達が多数テントを張って
犬やねこを自由に飼っていました。
しかし2006年の世界バラ会議開催に向けて、公園が大幅に改修、整備されることになり、
公園にいたホームレスは一斉に退去を余儀なくされることとなりました。
そしてその結果として、最終的には50-60匹のねこがノラとして公園に残りましたが、
その後も個人で餌やりと不妊手術の活動を継続的に行いました。
2011年4月に大阪市が“公園ねこ適正管理推進サポーター制度”を実施してからは、多数の
サポーターも誕生し、ねこの生態の状況を正確に把握しつつ、TNR活動なども積極的に
行うようになりました。おかげで、現在ねこは20匹ほどになり、手術もほぼ完了しています。・
ただ問題は、残念ながら今でも時々捨てねこがあるということです。
今後靭公園では、飼い主のいない不幸なねこをゼロに近づける一方、地域の方々のご理解、
ご協力のもと、周囲の環境美化も視野に入れたねこ活動を実践していきたいと考えています。
うつぼ公園のねこの会
http://www.utsubocat.com/
<大阪城公園の猫達>
*大阪城公園の猫さん達
*大阪城公園の猫さん達
***大阪城公園***
大阪城公園は105ヘクタールという広大な公園で、歴史・文化の拠点として年間800万人の観光客で賑う大阪を代表する観光名所です。
以前、大阪城公園内に300件近くのホームレスのブルーテントが立ち並び、テントを介して犬や猫が繁殖し、放し飼いにされていました。
また、食事が十分でなく、ガリガリになった猫や病気で命を失った子猫の他、
人の手によって命を奪われたと思われる無残な遺骸を発見することも少なくありませんでした。
無秩序な繁殖、遺棄、虐待、過酷な生存環境。それが、大阪城公園に生息する猫の置かれた状況でした。
10年前、そのような環境から命を守り、不幸な命を増やさないため、
去勢避難活動や毎日の給餌、健康管理、保護・譲渡などの活動を個人のボランティアによって開始されました。
当時、500匹以上いたと思われ、ボランティアにより避妊去勢手術を行った猫は400匹を超えました。
平成23年4月に大阪市建設局(当時、ゆとりみどり振興局)による公園猫サポーター制度ができ、
7月に「大阪城公園ねこの会」が結成されました。
結成当初、1匹のキズを負った猫をメンバーが発見、捕獲して病院に連れて行きました。
お医者様の見立てでは刃物によるキズということで、虐待の可能性があるということでした。
警察に告発状を提出。
その件がきっかけで警察の生活安全課とも連携をとるようになり、
公園事務所名・警察名・大阪城公園ねこの会の連名による遺棄虐待防止ポスターも作成されました。
公園は広大なため、サポーターだけでは管理しきれず、サポーター以外の餌を与えている人達と
新入り猫や具合の悪い猫等の情報を交換するなど協力体制を取っています。
現在は公園で暮らす猫の数も200匹を切るようになりました。
公園事務所も協力的ですし、公園利用者の方々にも広くサポーターの存在が知られるようになり、
ありがたいことに「猫に変わってお礼を言います」とまで言っていただいたことがあります。
しかし、今も虐待により亡くなってしまう猫達がいますし、交通事故死する猫も多くいます。
捨て猫もいます。
サポーター以外のたくさんの方々が猫達に餌を与えてくれます。
大事にしてくれます。
しかし、猫は愛護動物で人が手をかけてあげないといけない動物です。
外で暮らす動物ではありません。
雨の日も寒い日も外で暮らす猫達を見るのはとても辛いです。
辛いですが、辛いからこそ何とか外で暮らす猫達を増やさないように活動しています。
猫達も懸命に生きています。
お家のない猫がいなくなることが私達の願いです。
大阪城公園のねこの会
http://shironeko56.blog.fc2.com/
<中之島公園の猫達>
*中之島公園の猫さん達
*中之島公園の猫さん達
「中之島公園の猫たち - SAVETHE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」
中之島公園には、かつて100匹近くの猫たちが暮らしていました。
美しいバラと緑豊かな公園に、たくさんの猫たち…
猫たちを目当てに公園を訪れる人たちもたくさんいました。
しかし、2007年11月。
長期に渡る再整備工事のため、中之島公園は閉鎖されました。
川に囲まれた公園には、どこにも逃げ場がありません。
その中に、すべての猫たちは取り残されてしまったのです。
心配した市民は、どうにかして猫たちを救えないかと大阪市に協力を求めました。
また、その話を聞いた人たちからも、次々と応援の声があがり、
全国から意見が寄せられるようになりました。
その熱意に打たれた公園事務所の皆さんの協力で、
閉鎖から1ヶ月半後、保護施設「猫の部屋」は誕生しました。
取り残された猫たちは、すべて無事に保護されたのです。
2010年11月。
「猫の部屋」の活動は、大阪市から市民協働の取り組みとして正式に認められました。
すでにたくさんの猫たちが新しい家族と巡り会い、幸せな家猫となっていました。
小さな公園での出来事が、関わった多く人たちの優しさで、大きく実を結んだのです。
今年で活動は8年目。
現在「猫の部屋」には、18匹の猫たちが暮らしています。
猫たちは、1匹1匹がとても個性豊かです。
そして、毎日みんな一生懸命に生きています。
中之島公園の猫たち
http://plaza.rakuten.co.jp/nekomat/
*展示の様子
*展示の様子
*展示の様子
*展示の様子
外の猫は、厳しい環境の中、
ボランティアさんの愛情を受けて、
公園猫として、一生懸命に暮らしています。
公園にも猫さんたちが
静かに生きる場所を、ほんの少し分けてください。
by 一般社団法人キャット・ソシオン
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*ゴロゴロ♪サリーとシャーシャー♪どんくり兄妹
*里親募集中*
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どんくり姉弟は、カシャカシャブンブンのお陰で、
床まで降りて、一緒に遊びました。
50cm程の距離まで近づきましたよ♪
今日は見学の方が多く、サリーはちょっと人見知り中。
おばちゃんには、ベタベタの甘えん坊さんなのですがね。
春までにと、各地でTNRが行われています。
TNR費のチャリティーTシャツも販売しますので、
ご協力頂けますよう、よろしくお願い致します。
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*写真CatSocion
カッパちゃん写真展*大阪
~のらねこから地域猫になるまで~
3/28(土)29(日)
4/3(金)4(土)5(日)
12:00~19:00
Cat Socion Gallery&Salon
いやしとして愛される一方で、
じゃまものにされる野良猫たち
人と猫が、平和に暮らすには、
どうしたらいいでしょう。
その対策として、「地域猫活動」を紹介します。
主催:一般社団法人キャット・ソシオン
後援:NPO法人ねりまねこ
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◎3月21(土)22(日)は、ギャラリーはフリーマーケット
キャット・ソシオンブースはTNR寄付になります。
ご協力をよろしくお願いします。