申請者:十三連合振興町会・神津地区振興町会
協働団体:十三地域ねこの会 大阪ねこの会
協力病院:一犬猫病院、山口獣医科病院
期間:平成27年2月1日~2月28日
*おおさか猫の会:A隊長のブログから引用
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150226/01/catsocion/71/b8/j/o0640048013228876120.jpg?caw=800)
24、25日と106匹の不妊手術が終わりました。
いち動物病院で先に2月から初めていた約70匹と合計で約180匹だそうです。
私もお手伝いさせて頂きました。
24,25日手術分106匹の内訳(それ以前の70匹は計上していません)
オス:44匹、メス:60匹(内:妊娠は、28匹)
各日:獣医師3名、捕獲ボランティア20名、手術補佐ボランティア15名
立命館大学のRits cat (立命館猫の会)の学生ボランティアさんも数名参加。
メスは3匹~5匹の胎児があり、その子がそのまま生まれていたとしたら、
最大で140匹程のノラ猫が増えたということです。
そして、その子達が半年で子供を身ごもったとしたら、、、夥しい数になります。
人や地域にとって迷惑な猫となり、
猫どおしでは、餌の取り合い、メスの取り合いで、ケンカが頻繁に
起こり、鳴き声、糞尿、臭いなど近隣では、迷惑きわまりない事です。
現在のところ、解決法は、捕獲して、不妊手術、リリースのTNRしかありません。
「R」のリリースとリホームも重要なことです。
手術を終えた猫は
「リリース:地域で一緒に暮らすこと、リフォーム:家を見つけること」で
一生涯、幸せな環境が必要です。
(この話はまた、別の機会で書きたいと思っています)
もちろん初めて、この手術のお手伝いをさせて頂くのですが、
当初、隊長Aさんから、
「本当に手伝いしますか?」と念を押されました。
それは、現場を体験すれば、納得できた確認の言葉でした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150226/01/catsocion/8b/fc/j/o0640048013228875977.jpg?caw=800)
朝8時半集合場所に着くと、
まずは臭いが強烈にする。
そして、目に飛び込んでくるのは、
捕獲器に入った猫、猫、猫、、、、
猫が一杯いる~なんて感動している場面でない。
お腹もすいているけど、怖くて、怖くて、叫んでいる猫や、
観念したように固まっている猫。
捕獲器の下にしいたシーツはボロボロの子もいるし、
糞や尿にまみれている子もいる。
ケンカをしたのか、怪我している子もいる。
震えてくるのは猫だけでなく、私自身もすくんだ。
担当は、手術用のメスやはさみの洗浄係です。
注意事項の中に、担当現場を離れないこと、とあり、
私は獣医師と背中合わせにいました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150226/01/catsocion/16/1c/j/o0480064013228875981.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150226/01/catsocion/4d/14/j/o0640048013228875980.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150226/01/catsocion/e3/65/j/o0640048013228875978.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150226/01/catsocion/b9/d9/j/o0480064013228876118.jpg?caw=800)
2ヶ月程の仔猫も大きい子もいます。
安定剤、麻酔薬、フロントライン(のみしらみ駆除)、ワクチンの4種を投与し、
それから、
オスはおチンチンの毛を手でむしとり、
メスはお腹の毛をバリカンで刈り取ります。
そして、さくらの花びらに似ていることから、「さくらみみ」という
耳にV字のカットをします。
麻酔が効いているので痛みはありません。
それから術台に移し、いよいよ手術です。
目は見開いたまま、仰向けに4方向から紐でくくり、
不妊手術第一人者の山口獣医師、
若い情熱の小松獣医師、
注射投与とオスの手術をされた池田獣医師
の3名は
1日目は65匹、2日目は40匹、周囲に疲れを感じさせる事なく、
素晴らしい手術をされました。
しかし、私は後ろ向きにいる先生の方を向く事はできません。
山口先生は主に、妊娠をしているメスを手術されており、
大きなお腹の子の中はどんなことになっているのか・・・
想像だけはできます。
そこにいたほとんどのボランティアさんは
そのシーンをみていますが、
私には、どうしてもできません。
時折、涙もでそうでしたが、止めることが簡単にできました。
ここに参画している以上、泣くような状況ではないから。
手術を終えた猫達は、耳掃除や身体のチェックをされ、
入れられていたケージに戻り、
横を向いてぐったりとしています。
2時間もしたら、麻酔も覚めて、ふらふらしながら暴れる子や
辛いのか鳴く子もいます。
また、吐き気、おしっこ、出血する子もいたり、、、
その体調を確認します。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150226/01/catsocion/be/6e/j/o0480064013228876119.jpg?caw=800)
覚めた子は、怒っていたり、鳴いたり、鳴く元気もない子。
みんな、よく頑張りました!
全頭でないので、完璧ではないとしても
これから、縄張り争い、メスの奪い合いでケンカすることもなく、
尿の臭いも薄まり、発情期の泣き声も減ります。
猫からの生活環境への迷惑が加減されます。
猫にとっても、
ノラ猫として、競争の耐えない境遇の子が減ります。
母猫は自分の事だけ考えて生きていけばよいのです。
今の環境と社会では、人と共生共存していくためには、
やはり!
TNRしか方法はありません。
どうぶつ基金さんは、現在、
徳之島で3000匹、久留米で146匹、沖縄で120匹の
TNRを実施中または予定されています。
一日目、流石にランチはできませんでしたが、
夜には空腹になり食欲もありました。
どんくり兄妹の世話に行く前に有名店「十三やまもと」で
ねぎやきを食べてる自分に、「なんや、しっかり食べれてるやん!」と
大阪人らしく、自分でツッコミをいれました(笑)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150225/02/catsocion/f7/84/j/o0800053013228103737.jpg?caw=800)
どんくり兄妹はというと、
くりちゃんは相変わらず、シャーでお迎えでした・・・
こんなにかわいいんだけどね。