ヘタレの新米ボランティアは涙が止まりません。
自宅のネコが、私の様子がおかしいので、
そばでにゃ~にゃ~と「どうしたの?」とつきまといます。
なにが悲しいということでなく、
どうしょうもない気持ちなのです。
栗子ちゃん、エイズ陽性でした。。。
どんちゃんは、白血病ウイルスもエイズも陰性。
不幸中の幸い、栗子ちゃんは白血病ウイルスは陰性でした。
エイズキャリアは、血が出るケンカをしない限り、日常生活は支障がないと思われます。
どんちゃんと栗子ちゃんは不妊手術を終えていますので、性交もありません。
いろいろな考え方があるかと思いますが、
私の周りの先輩ボランティアさんもここは同じ意見です。
エイズキャリアの子とノンキャリアの子も同じように生活させます。
(白血病の子は、隔離します)
里親探しは厳しくなるかもしれません。
でも諦めません!
どんな子でもその子の「縁」というチャンスがあるということを、
沢山の先輩ボランティアさんから学びました。
つい最近の事です。
ある公園に段ボールに入れられ、その上から紐をくくられて捨てられていたガリガリでボロボロの老ネコが保護されました。傷もありました。
保護されたあたりにその子を見て、私は里親さんは見つかれないだろうな。と声には出せませんでしたが、思ってしまいました。
その事を里親さんに行ってから伝えると、そこのボランティアさん全員がそう思ったそうです。
でも、優しい里親さん宅に御縁がありました。
更に、驚いたことに、他にもその子を申し込みされた方がいらっしゃったとか。
ボロボロの子(ごめんね)は、人間にあんなひどい事をされたのに、、、
それでも、とっても人懐っこいのです。人間が好きなのです。
保護ネコサロンに来られたお客さんの膝の上にちょこんと座りに行きます。
そんなけなげなところを、見ている人は見ているのです。
きっと、人間も同じかも知れないですね。
明日、どんちゃん&栗子ちゃんが戻ってきます。
一杯、愛情を注いであげたい。
あの雪の降る寒い夜、小さい身体を寄せ合って暖めあっていた姿を知っています。
仲の良い兄妹を決して引き裂きません。
里親探しも2匹一緒で探します。
そんな厳しい宣言をあえてします!
素晴らしい里親さんがきっといるよ。
栗子ちゃん、ネコエイズなんてどうってことないよ!
(ピピネラキッチンさんが朝早く、2匹をキャリーに入れて用意してくださいました。ありがとうございます!)