初めてのTNR | CatSocion*啓発活動中

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幸せを待っている猫のために・・・

初めてのTNR





約1年半、中之島公園の猫たちさんのお当番をさせて頂いていました。
が、実際にTNRをしたことはありません。先輩達の武勇伝!をお聞きすると、私には到底ムリなことだと。。。

と思っていましたが・・・

うちの前にある民家の玄関先で寝床とフードをもらい生きている2兄弟。
6ヶ月くらいで男の子どうしで少し安心していたら、お向かえさんが「茶白の子は女の子かも?」といわれ、「ええっ!?そんな~」と、早急にTNが必要になりました。

昨夜、ご近所のピピネラキッチンさんと捕獲器をしかけたところ、トラ白の子は中に入るもしかけが甘く、一旦落ちたストッパーを身体で押しのけて逃げました。
その後は、やはり、警戒心が出て手前のフードは食べるものの奥には入りません。なかなか賢い子です。夜も遅くなり、昨日は諦めて帰りました。



そして、今晩。トラ白より警戒していた茶白の子が捕まりました。
それからが大変。
2階の奥の部屋にケージを持ち込んでいたので、すんなりと入れるはずがっ...
死にものぐるいの力で縦や横にと、部屋中をかけて走り、
新装開店の壁紙はすでにネコ引っ掛け傷だらけ。
しばらくしてから、隅っこにおいている荷物の上に座り込み、私をジーと見ている。

何を思っているんだろう?
ネコの脳は多くの感情はないと聞いているので、単純感情で「怖い」なのでしょうか?
大きなおメメの子は、鳴き声もあげず、ず~とこらえている。

しばらくして、足ながネコさんがヘルプに来てくれました。
1分も経たないうちに、生地にくるんでケージの中にスルリ~と流し込み。
素晴らしい技を見せて頂きました。

取りあえず、名前が必要だね。ということで、茶色はフランス語では、マロン。
でもマロンというイメージより「栗」そして、クリクリとした大きな目なので、
「栗子」ちゃんに決定しました。
兄のキジ白ちゃんは、「どん」ちゃん。そう、ドングリですよ。

どんちゃんの捕獲も試しましたが、逃げてしまいました。明日もトライします。

これから、去勢避妊手術をしてから、この子達の将来を考えなければなりません。

Rです。それは、リリースのRか、リホームのRか・・・
リホームであれば、トイレのしつけをしなければなりません。
リリースであれば、術後、すぐに元の場所に戻ることになります。

一番幸せなカタチは「兄妹そろって、リホーム」です。

私にこの子達におうちを見つけてあげる力があるでしょうか?
帰る前に、段ボールと毛布でかこっているケージにのぞきました。
シャーという威嚇もない大人しい可愛い子です。
ただ、大きな目で私を凝視しています。

帰り道、兄のどんちゃんが妹を探して泣き叫んでいました。
初めてのひとり寝です。ホッカロンを置いてきました。

ヘタレ見習いTNRの私は、泣きながら帰りました・・・