きょうだい児の心のケアについて
広く知ってもらえたらと思い
私のきょうだい児の経験を
数回に分けて綴っています。





大学を卒業し
就職のために東京に出てきた頃
父親が事業で失敗し
多額の借金を背負った。



そこから父は
誰とも連絡をとらなくなり
家に引きこもるようになった。



母も兄の面倒を見ながら
パートで働いていたが
母から父親のことを聞く度に

「何とかしてほしい」

と言われているような気がして
私は新卒で働き始めた毎月の給料を
ほとんど家に仕送りした。



私には6つ離れた弟がいるが
当時大学に通っていた弟の学費も
私が仕送りすることになった。



でも父親は
父親名義のカードで
弟に仕送りするように
私に指定してきた。


「なんで?」


と父に聞いたら


「〇〇(弟)に心配かけさせたくないから。」


えっ!?
弟に心配かけさたくないから
お金は自分(父)が仕送りしてることに
しろって??


じゃあ、私は何なの??



そんな時にまで
自分の小さなプライドを
守っている父親と
無神経な父親に
猛烈に腹が立った。



その仕送りは数年間に及び
私は総額1000万近くを
仕送りし続けた。
(都内で一人暮らしのOLが、どこでどうやりくりしてたのか、今では本当に謎。)



そのムリがたたり
私は原因不明の病気で緊急入院し
全身麻酔の大手術を
受けることになった。



いよいよ手術が
次の日にせまった時
父親から電話があった。



さすがに娘の様子を
心配してきたのだと思って
電話に出た瞬間
次の言葉に耳を疑った。



「どうしても必要だから、明日までに100万振り込めないか?」


「はぁ!?私明日手術するんだよ!?


「うるさい!!だったらいい!!」


そうやって電話は
ブツリと切れた。



点滴スタンドをカラカラ引きずりながら
病院のコンビニのATMで
泣きながら100万振り込んだのを
今でも覚えている。



もうムリ!!
ふざけるな!!
いい加減にしろ!!


と全て投げ出してしまえればよかった。



でもあの頃の私は
ギリギリのところで
保っているこの「家族」が
私が支えるのをやめた瞬間
一気に崩れ落ちるような気がして
それがとても怖かった。


全てが、私にかかっている。


そんな気がしていた。



母が泣いている顔を
もう見たくなかった。


母の辛そうな姿を
もう見たくなかった。





ほしかったその言葉は
かけられることはなく
私はただひたすら
母のために
家族のために
お金を送り続けた。



自分の羽は
ボロボロに
傷つきながら。




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