青島の猫が増えた訳 (その3)
青島の歴史と猫の歴史 (その3)
1958年(昭和33年)の調査によれば
島の人口は約800人と多く、戸数も152戸
あったとされる。
その後、漁業不振と不便な生活の為、島を
離れる人が増えていった。
2000年に入り、島の人口が50人を割った
頃からネコの数が増えていったと言われている。
しかし、昔、青島に住んでいた人の話では
昔もある程度の数のネコは島にいたと言われる。
ネコの数は1958年頃から2000年にかけて
それほど変化はしていないと思われる。
想像でしか言えないが、島全体で50匹ほどは
いたと推測される。
島を離れる人は、ネコを島に置いて行った。
島の山手付近の家に住んでいたネコが
主がいなくなり、海岸付近の家にエサを
求めてやってくるようになった。
ネコは子猫を産み、数が増えるはずだが
ネコの数が増えなかった背景として
エサの量が限られていたのと、冬の厳しい
寒さに耐えられず死んでいく子猫の数が
多く、ネコの総数はこの55年ほど、あまり
変化がなかったと思われる。