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キャッツブログ

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一番てっとり早い景況判断は「タクシーに聞け」とよく言われます。
深夜の酔っ払っいの愚痴、会議後の秘密の会話などなど、
よーく聞こえてるでしょうから。

そんなタクシーの評価はどうか。
20年前な羨ましがられることが多かった我ら広告業界も
最近は同情しきり。なかには元業界の先輩なんてことも。

日本経済がかつての輝きを失ったことに違いないが、
広告業界の落ち込みはそこだけじゃあない。

昨今ソリューションなどと呼ばれて企業のお悩み解決するのも
広告会社の役目、もしくは評価とか言われて
せっせと尽くすもののたいした見返りにならない。なんてことが多い。

広告会社は隆盛を極める産業に小判褪めのようにくっついて、
その産業が翳りをみせれば、さっさと乗り換えるくらいの軽薄な産業だった。
しかし、その軽さが世の中を煽るような職業にはちょうど良かった。

今、まじめにそしてインテリジェンスを身に着けた分だけそこを失った。
衰退する産業を付き合って業績落とすなんてことじゃだめなんだなあ。

したたかにいきないとな。

知床の深い森、

流れる朝霧の中をゆったり走るセダン。

という企画。

霧にはサンフランシスコで散々懲りているので、

リアルな朝霧などコントロールできないものは初めからあきらめて

煙を使って撮影すると決めていた。


屋外で風があるので、洋画などの煙った室内でよく使うスモークマシンなどは

役に立たないので手っ取りはやく発炎筒を用意。

 

そして本番。

しかし、発炎筒の煙くらいでは森に霧のように煙を立ち込めさせるなど

程遠いしょぼい煙。

これじゃ故障した車にしか見えない。


次の手は焚き火。原始的だが煙はかなり出る。

が、この煙は軽い感じでやはり霧には見えない。

そしてさんざん考えた挙句に「バルサン」を使ってみことに。

ホームセンター「ホーマック」に走り大量のバルサンを買い込み

森の中の仕掛け水をたらすと重たい煙が森の中をゆったり流れ始める。

 

これを待っていました。

 が、映像はよく撮れた代償に森の木々から雨のように降ってきた虫たちにはまいったなあ。

 そして、撮影を無事終えて片付けていると

消防車がサイレンを鳴らしてやってきた。

「このあたりで山火事を見なかったか?」と尋ねられても

それはたぶん我々のバルサンや焚き火かもとは言えないよなあ。

近くのホテルから山から煙のようなものが上がっていると

通報があったらしい。

 

ごめんなさい。もう時効といえるほど昔の話ですけど。

サンフランシスコといえばゴールデンゲートブリッジですね。

この超有名な橋をバックに有名女優さんを撮るという

観光旅行のような簡単な仕事のハズだった。

 

初夏のかの地はとても気持ちよいし、ロケ場所も決まっているし、

そして女優さんはとても大人の方でまったく面倒こともなし。

なのでテストシュートも順調に済み、

あまりの青空に「ちょっと霧くらい出ないと雰囲気ないね

余裕の会話まで飛び出していました。

 

さて本番当日の朝、我々クルーは夜明けくらいに現場に着いたのだが、

 

橋がどこにもない。

 

どこにもないというか、見えない。霧が橋をすっかり隠してた。

そしてこの霧それから数日晴れることはなかった。

問題は有名女優さんなので、スケジュールに余裕はなく

撮影強行。

 

カクシテ、カリフォルニアまで行って

スタジオのような白バックの写真が撮られたのでした。

 

次回は霧つながりで、知床。