ジェンダーギャップの解消が主流となる中、男女の違いを述べるのは、とても度胸が要ります。

 

 「男って奴は…」「女ってのは…」なんて言っただけで、(とくに後者の場合は)、各種団体から袋叩きに遭いそうです。

 

 分かり易い例として、元総理による「女は話が長い」発言が、記憶に新しいです。

 

 あの発言が元で、このお爺ちゃんは色々な団体からフルボッコにされ、当時の役職を解かれました。

 

 私は自称フェミニストですが、そんな私でも、男女の違いはあると思います。

 

 そこで私の主治医から聞いた話。

……

 人類は太古から、狩猟時代→農耕時代 を経て、性別による役割分担から生み出された能力が男女それぞれのDNAに組み込まれました。

 

 男は力があったので、狩猟時代では狩りをし、農耕時代では田畑を開墾しました。

 女は力仕事ができなかったので、子育てや食事作り等を担いました。

 

 このことから、男たちは「どうしたら獲物を捕まえられるか」「どうしたら作物を実らせることができるか」と考え、試行錯誤をしつつ話し合うようになりました。

 

 命に直結する問題なので、自ら考えるとともに、男同士で真剣に話し合いました。

 

 結果として男は、論理的思考力が発達するようになりました。

 

 一方女性は、ムラや家族という集団の中で、いかに争いが起きないようにするか考え、女性同士で話し合いました。

 

 集団の中は理屈よりも感情がぶつかり合うので、「まあまあ…」と、いがみ合いを失くすための努力をしました。

 

 結果として女は、感情の世界で和を重んじる力が身に付くようになりました。

 

……

 この話を伺って、私は妙に納得してしまいました。

 

 個々人がどう、というのではなく、あくまでも傾向としての話ですよ。

 

 ①男の方が、理屈っぽい。女の方が、感情っぽい。

 ②男の方が、一人でいる。女の方が、集団でいる。

 

 このことから、男性は仕事社会で論理的思考力を駆使し、効率的に組織目標を達成するための生産活動をすることを得手とする傾向があります。

 

 女性は、仕事ではなく緩やかな集団の中(ボランティアサークル等)で、仲良く楽しく、和気あいあいと活動をすることを得手とする傾向があります。

 

 

 男が、定年後に仕事から離れ、仕事以外の集団に属するとうまくいかないのは、この男女の違いが絡んでいるのかもしれませんね。