本日のお仕事は、公園にベンチを取り付ける作業です。
ベンチを組み立てるにも一苦労。子供の頃の工作を思い出します。
最近のベンチは、重いですね…木製ではなくて、鉄でできています。
職人の爺さん達と、苦悶の表情を浮かべ、仲良く運びます。
まずは穴掘り、基礎枠を埋めて、そしてベンチを置いて、位置合わせ。
最後にセメントを練って(砂・セメント・砂を混ぜ合わせる)、基礎枠に流し込みます。
5月だというのに、真夏のような暑さの中、元気に汗を流して、作業が終わりました。
土とセメント粉と汗まみれになって仕事を終え、後片付けをしながら、職人さん達と世間話をしました。
職人「もう俺たちは爺さんなんだからさ、こんな仕事ははっきり言って辛いよ。若い人に頑張ってもらわないと。」
私「俺だって、もう若くないっすよ。20・30代の人を呼んでほしいっすよ。」
職人「そんな若い人が、こんな仕事やるわけないだろ。スーツを着て、満員電車に乗って、サラリーマンやってるよ。」
私「だからと言って、この仕事がなくなるわけじゃないっすよ。若い人がやらないんだったら、一体誰がやるんですか?」
職人「そんなこと言ったって、日本にはそもそも若い人がいなんだから。どうしようもないだろ。俺に言われたって困るよなぁ。」
日本の未来を案じつつ、帰途につきました。
確かに…せっかく大学を出たのに、穴掘りなんてしたくないですよね。
今や、大学及び専門学校への進学率は、85%超え。
普通高校に限って言うと、高卒後の就職率は6%足らず。
昔だったら、「勉強なんてしたくねえ!」と言って、高校卒業後に土建屋さんになった人は多かったのでしょう。
でもおそらく、今だったら、どんなに勉強したくなくても、土建屋さんになるくらいだったら、大学に行きたいと思うでしょう。
実際問題として、俗に言う「Fラン」と呼ばれる大学が(地方を中心に)たくさんあるので、その望みは(かなりの確率で)かなえてくれます。
賛否分かれるところではありますが、ブルーワーカーは移民様にお願いするしかないのでしょうか?