派遣の話とは関係なく、昨年の夏の思い出です。

 

 昨年の夏は、「熱い」に尽きます。もはや「暑い」ではなく「熱い」でした。

 

 最高気温30度以上の日、最低気温25度以上の日、最高気温30度以上の日の連続日数、どれも過去の記録を上回ったそうです。

 夏の三冠王です。

 

 熱いだけでなく、気象予報では連日連夜うわ言のように「大気の状態が不安定」を繰り返し、ゲリラ豪雨と灼熱地獄が交互に訪れ、もはやジャングルの中で生活をしているようでした。

 

 ここは日本? アマゾン??

 

 最高気温が35度以上の日に土木作業をしてしまった日があり、熱中症で倒れかけたこともありました。2リットルの水分補給をしましたが、追いつきませんでした。

 

 地球が壊れている…そう思わずにはいられませんでした。

 

 日本でこれだけ気温が高くなったのは、偏西風の蛇行が原因だと言われています。

 

 偏西風が蛇行して空いた隙間にチベット高気圧が流れ込み、日本上空に覆いかぶさってきたのが原因だそうです。

 

 では、偏西風が蛇行した原因は?

 

 北極海の気温上昇で赤道との温度差が少なくなり、風の流れが変わったというのが、通説だそうです。

 

 つまり、世界規模で気温が上昇しているということですね。

 

 こうやって「何故?」を繰り返すと、温室効果ガスが最終原因に辿り着きます。

 

 世界規模で二酸化炭素を放出していることが気温を上昇させ、海水温も上昇し、地球全体が高温で覆われるという理屈です。

 

 理屈はともかく、この熱さから逃れたいと思いました。

 日本で逃れられる場所は、例えば高原。しかも標高2000メートル以上。

 夏の間だけ、標高2000メートル以上の高原に別荘を建て、そこに住む。

 まさに理想…というか、妄想ですね。そんな金ありません。

 

 今の段階から、夏の恐怖に怯えています。

 

 

 「新世紀エヴァンゲリオン」綾波レイ