9月7日（月）未明 我が家のロン逝きました。
2008年5月8日 地元所轄警察署に収容されていた生後一か月齢のロン。
私はその時、車上泥棒を捕まえる協力をし事情聴取の為、パトカーに乗り警察署の駐車場に降り立つと、
ケージに収容され鳴いている仔猫を見つけました。
それを気にかけつつ聴取室に行くと、収容物を扱う会計課の方が2回ほど来て、帰りに寄って欲しいと言いました。
きっとそのままセンターに行く仔猫を見るに忍びなくて、声を掛けて来たのだと思います。
聴取を終え会計課に行き拾得物預かり書にサインして、連れ帰る事にしました。
そのまま一緒にパトカーに乗って掛かりつけ動物病院まで送って貰いました。
風邪症状が酷く衰弱していた４２０ｇのロン。推定誕生日を4月4日としました。
聴取謝礼？として警視庁から5000円頂きましたが病院代は15000円でした。
それは封筒のまま未だ手付かずで居ます。
仔猫は譲渡するものだと思っていた時でしたが、何となくロンはうちの子になり、その後に保護をしたドンと共に、
兄弟の様に育ち、同年のサランを2009年に韓国から迎えうちの子2008年組としていました。
先代猫2頭と4猫1犬が我が家の子で、いつも保護犬保護猫が居る賑やかな環境でした。
最近までも保護した犬猫や看取りの子達をフレンドリーに迎え、子猫にはイクメンで明るいキャラクターに救われていました。
今年2月にシニア検診を受けていて問題なくも、ちょっと痩せて来たから8月に検診をして難しい病が分かりました。
それでも亡くなる前夜までスラクストンと食欲争いをしていて、少し排泄粗相こそあったものの、最期まで食べる事に貪欲でした。
↓の3頭での食餌シーンは亡くなる24時間前の前の日の朝で、ロンは真ん中のドンが食べ終わった残りをスラと争って食べていました。
犬が居るから猫の食卓は高所にあり、そこにも難なく上っていたし最後まで私のストーカーをしていました。
7日の朝にご飯に呼んでも来ないのでおかしいなーと探すと、息子とサランが居る犬温度の部屋で息絶えていました。
8月にロンの病気が分かり我が家では家族で、どうしていくか話し合い、それまで家族間でも意見の違う事も有ったので不安もありましたが、
緩和ケアを中心にして行く事が決りました。そんな方針が決まった矢先に看護らしい事もさせずに逝きました。
丁度7日は一応、一度病院に行こうと予定していましたが、それも無いままに何の手を煩わせる事も無く逝きました。
12歳と5ヶ月、雑種猫にしたら短い猫生でしたが、保護時の猫風邪の酷い状態、その後の難治性口内炎で食べられない時期には悩み、
病院では勧めない抜歯を思い切ってして、それから食べられる様になり、食べる事が大好きでよく何かを漁っていたロンだから、
あの時、全身麻酔で抜歯を思い切ってして食べる喜びを取り戻し本当に良かったと思っています。
マザコンでいつも私の首にまとわりついて寝ていました。これから寂しくなりますね。
それでも亡くなる数時間前までオヤツをねだった、最後まで食べられた寿命で幸せだったと思います。
一ヶ月も無かったロンの見送り期間ですが、その間、スタッフには何かと調整をして貰いました。有難う。
昨日火葬し家族でお別れしました。海外に居る娘はとっくに帰国予定だったけれど、このコロナ渦で会う事は叶いませんでしたが。
哀しい寂しいのだけれど、ロンを見送って次にしなければいけない事が私には有るのです。
ポッシュ
同じく警察署収容犬は、やはり会計課の方々のお力添えもあり、当方で保護しました。
咬む事が有るのと、ロンの看護がどうなるか分からない状態だったので、家に連れてくるのを待たせていましたが、
これから準備をして寝食を共にして里親募集出来るようにしたいと思います。
そう、ロンもポッシュも心ある警察官の方達によってうちに来たのです。
猫より手の掛かる犬が来る事で、私もロンの事を悲しむ暇も無くなるでしょう。
ロン、短かったけど良い猫生だったと本当に思います。
信頼のおける病院も治療法や緩和ケアのアドバイス有難うございました。
それでも全部、看取り緩和ケアも自分で決めて全て納得できています。楽しい思い出を一杯ありがとうロン。
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