Qiyans Kretsはノルウェー出身のMarianne Hokmboe、スウェーデン出身のJosefine Liftig、Adele Veronika Halten、スコットランド出身のSally Sehlinの女性の四人組で、ハープとフルートとパーカッションを使った中世のセファルディム(スペイン系ユダヤ人)やアラブの曲を演奏している。

Qiyanというのは中世のムスリムの宮殿で音楽を演奏していた奴隷の女性で、日本だと芸者に相当する人たちである。イスラム統治下のスペインのアンダルシア地方のイベリア半島(アル=アンダルス)ではアラブ、キリスト、ユダヤが混ざって音楽や詩が洗練されたそうな。この曲はのんびりした感じがよい。

キッサコは薬師寺寛邦の僧侶ボーカルプロジェクトで、仏教用語の喫茶去(お茶でも飲みながらゆっくりと)に由来するそうな。

キリスト教はミサ曲やゴスペルのような宗教音楽が発達したのに、仏教の宗教音楽はほとんど聞いたことがなかったので、こういうプロジェクトはよい。音の出る道具がいろいろあるのだから、もっと木魚をポコポコ叩いてラップしたり、フリースタイル禅問答のサイファーしたりしてもよいと思う。

East of the Riverはリコーダー奏者のNina SternとDaphna Morが作ったグループで、バルカン、アルメニア、中東の伝統音楽や、中世ヨーロッパ音楽を演奏している。

Bucimisというのはブルガリアのフォークダンスだそうな。太鼓を指で触ってウニューンという音を出すのが面白いし、渋い太鼓のソロから後半の盛り上がりに持っていく構成もよい。

 

Orange Bloosom(オレンジ・ブロッサム)はフランスのバンドで、エロクトロニックとワールドミュージックをミックスした音楽を作っている。

Habibiというのはアラビア語で、友達、夫や妻、親戚などの親愛なる人を意味するようである。ボンツクボンツクいう感じのベースとアラビア風の雰囲気がよい。オレンジというと日本だと果物の実のほうをイメージするけれど、外国だとオレンジの花のジャムとかオレンジブロッサムスペシャルという電車があったりして、オレンジの花も人気のようである。

Le Trio Joubran(ル・トリオ・ジュブラン)は伝統的なパレスチナ音楽を演奏するナザレ出身のジュブラン家の三人兄弟で、父親はアラブ圏で有名な弦楽器の製作者だそうな。

YouTubeではカフェミュージックとしてジャズが24時間垂れ流しになっているけれど、他にコーヒーに合う音楽はないかと思ったらアラブの音楽があった。夏の暑い日には渋いアラブの音楽を聴きながら渋いコーヒーを飲むのを朝のルーティーンにしてもよいなと思う。4:00ごろのグリグリいう感じが好きである。