いつでも仲睦まじい、秋生と夏子。
しかし今日は引き離さねばなりません。
秋生の糖尿病検査は、月に一度。
1日2度注射しているインスリンが、ちょうどそれくらいで切れるんです。
新しいインスリン注射をいただくのと、ともに。
血液検査もしていただこうと。
そういうわけで。
今日は病院に行かねばなりません。
予約の時間が来ましたのでね。
夏子としばしの別れです。
秋生をキャリーバッグで連れ出したら。
夏子が足をハの字にして、怒っています!
連れて行くなって、怒っているんでしょうか。
30分したら戻ってくるって。
もしかしたら、キャリーバッグに入るのは自分かも?
桃ちゃん不安そうな顔で、おどおどしておりました。
大丈夫です、桃ちゃん。
坊主になりましたから、しばらくはペットサロンありませんよ。
検査の結果。
今回の血糖値は、86でした。
インスリン注射から5時間後、一番効いている頃にこの数値。
高くもなく、低すぎもなく。
これくらいが理想値なのです。
動物病院で検査結果を待っている間って。
いつでも、ドキドキじゃないですか?
外見的には問題なさそうでも。
数値が出るまでは、飼い主の心は落ち着きません。
帰宅後、疲れたのかあきおはコテンと寝てしまいました。
そこに添い寝をしにくる、夏子。
秋生が帰ってきて、安心したのかな。
大丈夫ですって、お父さんは悪い人じゃありませんよ。
秋生も今年の秋で、推定15歳になります。
自分の番ではないとわかって、ほっとした桃ちゃん。
こちらは秋生の帰宅に気づかず、延々と寝ておりました。
夏子の厳しい警戒心とは、正反対。
こちらはのんきです。