ひなが我が家に来たのは、2009年3月15日。
今日からちょうど、14年前のことです。
当時の我が家には、11ヶ月のメインクーン準だけがいました。
準には力の加減が、わからなかったみたいでね。
私は年中、血だらけになっておりました。
それが、ひなが来てから加減を覚えました。
ある種のことは、猫同士でないと解決できないようです。
どこに行っても、お利口そうね!と言われました。
今まで色々と、猫を飼ってきた経験から振り返るとね。
たしかにそうだと、感じることはありました。
引き締まっている顔で、そう見えたこともあったかもね。
3歳で、慢性腎不全を発症して。
その後も水膿疱の切除手術を行ったり。
歯周病で犬歯から後ろをすべて抜くことに、なったり。
なにかと病気の多い子でした。
それでも今年で15歳まで、生きてきたのですから。
わからないものです。
準なんて、ひなよりもずっと元気だったのに。
初めて患った病気が助からない癌で、数ヶ月でこの世を去りました。
この子は長生きできないのではないか、と思っていただけにね。
10歳を迎えたときは、うれしかったですね。
玄乃が来た頃のひなはまだ、これくらいのふっくらした余裕がありました。
いまはとても、そんな面影はありません。
体重も、激減して。
それにともなって、老いも加速したように感じられます。
毛が長い分、ある程度隠せているだけで。
本体はかなり、細身になってしまいました。
それでも、目の力だけは昔のままです。
ダラけた猫を見つけたときの、許さん!という表情は変わらない。
風紀委員みたいな、彼女ですけどね。
たまにこっそり、自分でもダラけているんですよ?
いくつになっても。
私の目には、子猫のひなちゃんです。