犬にしてみれば、これは遊びなので。

 

人間でも猫でも、ご褒美の対象なんですね。

 

 

トルコの西部、イズミル沖で。

 

先日、M6.6の大地震がありました。

 

現在でも倒壊した建物の下敷きになった人々がいると、見られています。

 

 

このイズミルで。

 

救助犬が瓦礫に埋もれた猫を、探し当てました。

 

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これが、そのワンちゃん。

 

私、前々から不思議だったのですよ。

 

どうして犬は、被災者を特定できるのかと。

 

同じ人間でも、通行人には反応しないのかと。

 

それが訓練の賜物なんですね。

 

 

災害救助犬は隠れん坊の鬼役が大好きになるように訓練された犬です。誰から出たのか分からない空気中の浮遊臭を追って、臭いの発生源の人を探します。通行中・作業中・休憩中等、普通の状態の人であれば、平素の訓練でご褒美をくれたり遊んでくれたりしていないので、犬は隠れん坊の相手とは思いませんので次の人を探します。
 隠れたり、倒れたり、しゃがんだりしていれば、隠れん坊の相手、つまり行方不明者です。

 

 

 

 

なるほどー!

 

かくれんぼの相手を、見つけてるわけですね。

 

隠れていない相手は、気にしなくても良いと。

 

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こちらが救助された猫ちゃん。

 

飼い主さんの元に、無事戻りました。

 

 

猫は地震から30時間後に、救助されました。

 

発生後72時間経つと、生存率が急減するといいます。

 

これは人間の場合ですけどね。

 

 

私、存在は知っていたんですけど。

 

救助犬は、どんな訓練を受けているのか。

 

何をどこまで、できるのか。

 

そういうことを、全然知りませんでした。

 

今回調べてみて知ったことが、多くあって。

 

 

想像と違ってたことも、ありました。

 

たとえば、ご褒美にゴハンをあげること。

 

あれは、いまは(日本では)しないんですね。

 

平成7年の1月に起きた阪神淡路大震災時、海外から災害救助犬が派遣されました。しかし思ったほどの成果を出せず、誤認反応を繰り返すという結果に終わってしまったのです。

実は、これは救助犬の訓練方法に問題がありました。ある海外の救助犬は人間を見つけると褒美として食物をもらうという方法で育成されています。この育成方法は、犬の能力を早く向上させ、短期間で育成できるという大きなメリットがあります。

しかし、[人間]=[おいしいもの](食物)という図式で育成するため、このような災害現場での救助となると、人間以外の現場に散乱している食物にも反応してしまうという致命的なデメリットがあったのです。(赤字は原文)

 

 

 

ジャパンケンネルクラブの紹介によると。

 

2017年の時点で、174頭が出動可能犬として登録されています。

 

一番多いのは、ラブラドール・レトリバー。

 

次いでジャーマン・シェパードが多いですね。

 

大型犬に限定されるわけでも、ないみたい。

 

倒壊家屋に潜り込める、小型犬も重宝するそうです。

 

 

うちの猫も。

 

ちゅ〜るを嗅ぎつける嗅覚は、いいんですがねえ。

 

私が1階の台所で、ちゅ〜るを取り出しただけで。

 

2階から駆け降りてくるんですよ。

 

まさに雪崩を打ったように。

 

 

猫の手を借りる、というくらいですからね。

 

誰も猫に期待はしません。

 

そこに寝転がっているだけで、いいんです。

 

存在しているだけで、可愛い。

 

猫は得だなあ。