何年経っても、心が通じない猫。

 

いるんですよねえ…

 

 

懐かないからなつこ。

 

なんていわれている、三毛猫夏子。

 

そんな彼女も、本能には勝てないようですね。

 

人差し指を出すと、釣られてしまうのでした。

 

 

秋生くんが踏まれたスライム

 

思えば夏子は、昔から秋生を潰していたのでした。

 

 

7年前。

 

秋生くん、大丈夫か?

 

 

猫の頭数が二桁を超えるようになると。

 

名前に行き詰まりましてね。

 

秋に保護したから、秋生。

 

夏に保護したから、夏子。

 
そんなネーミングになっちゃいました。
 
出会った初日から、秋夏は大の仲良し!
 
 
二匹で一緒にいるところ。
 
野良時代によく見かけたものでした。
 
一年近く、空白があったんです。
 
秋生を先に保護してから、夏子を保護するまでに。
 
それでも二匹とも、お互いのことを覚えていましたよ。
 
 
7年後。
 
夏子も太りましたかね。
 
元々、ずんぐり体型。
 
最近はさらに丸みを帯びてきました。
 
 
アハハハ、やはり本能には勝てないね。
 
彼女が姿を見せてくれるのは、珍しい。
 
一度も姿を見せてくれない日だって。
 
ありますよ。
 
 
ベッドの下を覗けば、いるんですけどね。
 
彼女はとにかく警戒心が強くて。
 
すぐに隠れちゃう。
 
家猫なのに、まるで野良猫みたい。
 
家庭内野良猫。
 
 
夏子の耳は、さくら耳。
 
避妊手術を受けた、印です。
 
彼女を保護したときに、すでにありました。
 
TNRした人が、いたってこと。
 
猫の子宮はあまりに小さくて。
 
レントゲンには映らないそうです。
 
余計な手術をしない為にも、桜耳が必要なのです。
 
 
この家に、来たからにはね。
 
ゴハンと空調には困らない生活が、保証されるのです。
 
彼女に何か見返りを求めているわけでは、ありません。
 
そこが人間との付き合いとの違いでね。
 
他人にはついつい見返りを期待しちゃうもの。
 
 
例え夏子が、姿を見せなくても。
 
いいんですよ。
 
私は好きでやっているんだから。
 
と、思える。
 
 
でも、せめて…
 
ももちゃんには、優しくして欲しいかなあ。
 
 
おまけ。
 
7年前の今頃の、ももです。
 
トロネコ具合は、変わらず。
 
口の筋肉が衰えたか、下がってきたかな?