愛猫があなたの命を狙っている!?
というわけではないので、ご安心ください。
昨年11月に発表された論文でね。
野良猫が人間の死体を食べたって話が、あったんですよ。
死体の軟らかい部位や傷口に食いついたって。
また、猫ぞれぞれにお気に入りの死体があったそうです。
となると。
うちの猫もそうなのか?
となるわけですよね。
特に私のような、一人暮らしの者は。
もし自分が、自宅で誰にも知られずに死んでしまったら。
私はこの子たちの餌に、なっちゃうの?
カリフォルニア州立大学の動物行動学者がね。
要点をいくつか、かいつまんでみると。
家猫が飼い主の死体を食べる可能性はある。
野良猫も家猫も、遺伝上は同じ。
野良猫の習性は、家猫にもあると考えてよい。
それがどこまで一般的なのかは、わからない。
個別事例が警察の報告書に残る程度にしか、記録がない。
猫を飼っていて孤独死する状況が、一般的ではないし。
発見されずにいたら、それこそ誰にもわからないのです。
猫は人間と同じ道徳基準で動いていない。
当たり前なんですけどね。
飼い主からしたら、可愛い猫を食べるなんてできない。
猫からしたら、飼い主もまた肉なのです。
空腹に耐えきれなくなって、飼い主を食べる。
そんなイメージ、持ってませんか?
それ、違うかもしれません。
犬が飼い主の死体を食べた、ある事例ではね。
ドッグフードは大量に残っていたそうです。
空腹でなくても、食べるかもしれない。
犬?
そうなんです。
飼い主の死体を食べた事例は、猫よりも犬の方が多い。
飼い主が相手をしてくれるから、忠誠心も芽生えるのであって。
物言わぬ飼い主は、ただの肉と見なされているようですね。
自分を食べて生きながらえてくれるのならば。
飼い主としては、本望ですよ。
と思われた方も、いらっしゃるでしょう。
この話をすると、そういう反応が多く返ってくるって。
映像の研究者も語っていました。
生きている飼い主を食べることは、まずあり得ない。
猫は邪悪な存在である、なんて誤解はしないようにと。
研究者は繰り返しています。
ちょっと、ホッとしました?
本当かな…?