揉める時代が遂にやってきました。
法的な問題となると、殊更。
猫に菜食主義を強要する行為は、猫の
健康を損ねるばかりでなく。
それは、虐待でもあるのだと。
英国動物虐待防止協会（RSPCA）がそう
警告を発したんですよ。
なぜこの様な声明が出たのかというと。
www.thecrueltyfreeshop.co.nz
とあるヴィーガンの飼い主が、自分の
猫にも菜食主義を徹底させていてね。
今夏、それで彼は炎上したんですよ。
ヴィーガニズムとは、動物の製品化を
徹底して否定する立場の事。
ベジタリアンの中にはチーズや魚は
OKとする立場もあります。
ヴィーガンは、それも却下。
動物は人間の為に存在しているのでは無い
そういう立場を貫く思想に基づく生活。
その是非は、置いておくとして。
雑食である犬とは異なり、猫は
肉食動物です。
タウリン、ビタミンA、アラキドン酸
（不飽和脂肪酸）。
これら猫が必要とする栄養素は
肉からしか得られません。
猫の習性を無視した扱いは、健康を損ね
生活水準の低下を意味すると。
それが動物虐待を禁じる法律に抵触すると
いうわけなんですね。
原文はこちらから読めます。
www.rspca.org.uk、下線は私によるもの
英国では、1985年より私人による起訴が
認められています。
日本では、起訴を行うのは検察官。
英国では、英国とウェールズの全住人が
起訴する権利を持っています。
だからRSPCAの様な団体が、動物虐待と
疑わしき行為を訴えられるんですよ。
2017年だけでも、その数は1400件超。
憲法の下、思想と信仰の自由は
守られればなりません。
ただ。
菜食主義の生き方には、周囲の理解が
得難いとは聞きます。
自分一人ならともかく。
家族や子供がいたら、葛藤も当然
あるのでしょう。
それが今度はペットとの生活に。
飼い主の思想や食生活を、ペットにも
共有させること。
これって、将来的にある種のトレンドに
なる可能性もあります。
今だって、グルテンフリーとかグレイン
フリーって流行っているでしょう？
人間社会でトレンドになると、それが
やがてペット産業にも行くから。
www.yarrah.com
動物性原材料不使用のペットフードを
既に販売しているメーカーもあります。
日本で知られている会社では
オランダのヤラー。
オーガニックペットフードの老舗ですね。
ヴィーガンドッグフードを販売しています。
前掲した写真は、ニュージーランドの
会社のもの。
ヴィーガンキャットフードの缶詰です。
足りない栄養素は添加物で補えれば
いいって考えも、ありなのでしょう。
現に今のペットフードは、そうなんだし。
原材料への不安面では、肉を使用してても
不信感があるわけですよね。
飼い主の側には。
肉を与えないという相違点以外では
一般の考えと遠くもないのかも？
猫が何を食べるかは、完全に飼い主の
コントロール下にある。
だからより良いものをあげたいって
その気持ちは、誰もが同じ。
私自身は、賛同出来ませんけどね。
大事なのは、イチかゼロではなくて。
どこで折り合いをつけるのかという
最適解を互いに見つけることです。
猫にとっても、人間にとっても。
それが私の考えです。
最近は私の方がキャットフードを
食べるようになりました。
食べ慣れると、ハマりましてねえ…
そうそう！
Petkit社のウォーターファウンテン
追加購入しました。
アマゾンでクーポン値引きで5600円。
二台買いましたよ。
桃ちゃん、今日も暗そうにしてますけど。
自動給水器は問題なく使ってくれています。
また夏子に片恋慕中でしょうか。