そろそろ、白黒つけましょう。

猫と一緒に育つ事が、子供の猫アレルギーの
発症に影響を与えるんでしょうか?



私自身は子供を持ったことはありませんが。

妊婦さんやそのご家庭が、猫をどうしようと
お悩みになられた事例は幾つも知っています。

よく言われるのが、猫の糞から感染しうる
トキソプラズマですよね。

母体がそれに感染すると、胎児に悪影響が
あるっていう。

常識的に暮らしていれば、これには
まず感染することはないそうです。



じゃあ、子供のアレルギーは?

猫がいると猫アレルギーになりやすいの?

これに答えた研究を読みましたので
今日はそれを紹介したいと思いましてね。

英国で、1歳から16歳までの子供を対象に
行われた調査です。

子供の生育過程を長期的に追っている点が
特徴的ですね。

日本の獣医による解説が、こちらで読めます



ポイントは、3つ。

まず、5歳までは猫と暮らす子供の方が
そうでない子供よりも抗体を持つ。

つまり猫アレルギーを発症し得る。

でもそれ以降の年齢層では、猫の飼育環境は
抗体値に関係が見られない。



次に、16歳までの増加率でいうと。

猫を飼っていない家庭の子供の方が
猫アレルギー抗体値の増加率が高い。

そして16歳になると、猫の飼育の有無に
差がなくなる。

この部分の知見が面白いので、引用します。

猫を飼っている家庭の子どもでは生後1年までにスキンプリックテストと猫アレルゲンに対する反応はほぼ上昇し終わり、以降は変わらないか、緩やかな上昇で済んでいました。対象的に猫を飼っていない家庭の子どもでは幼稚園までの上昇は緩やかですが、その後は年齢を重ねるにしたがって急な軌道を描いて上昇していきました。(前掲)




猫がいようがいまいが、なるときはなる。

そういう結論になる。

…なんか、身も蓋もないですけどね。

少なくとも、今一緒にいる猫を手放す理由は
どこにもない。

研究チームは今回の調査の間に妊娠した18%の猫の飼い主さんが、妊娠と子どもの最初の誕生日との間に猫を手放していたことを明らかにしました。しかし、妊娠後も猫を飼い続けた家庭と結果はほとんど変わらなかったとのことです。(前掲)




喘息やアトピーの発症と猫の飼育の有無にも
統計的な関係性は見られなかったそうです。

子供に安心して育つ環境を、と親御さんが
お思いになられるのは当然のこと。

私にも、昨春生まれた姪がいます。

ベルギーに住む彼女が昨冬来日した時は
大事を取って猫には会わせませんでした。

最新の知見がこうして決着をつけることが
安心と的確な判断に繋がると期待したい。



麗も猫用炬燵に慣れてくれました。

ただ、いかんせん暴れん坊なものだから。

コタツがどんどん移動して行ってしまう。



私は部屋の隅に設置した筈なんですが…



隣の部屋では、今日も秋夏が一緒に
暖をとっていました。

狭くないんでしょうかね。



ももちゃんの顔が悲しそうなのは
気のせい?

桃は炬燵が使えないんだよね。

かといって、人間の膝に乗る子でもない。

本格的に寒くなる前に、桃ちゃんには
ペット用ホットカーペットを買います。

長毛種だからといって、寒さに特段
強いわけではないと言いますからね。



炬燵をあまり使わないのは、雛もそう。

彼女には、私の膝の方が良いみたい。

普段はお触り禁止のくせに。

冬場だけは、こうして甘えに来るんだよね。

今年も来てくれて、嬉しいよ。