記憶力が最近落ちてきている。
だから、昔読んだ本もまた新しい本を読んでいるみたいに楽しめるという利点もあったりするのだけれど
日本での生活のあれこれもすっかり忘れているもんだから、毎日息子と一緒に驚いてばかり。
家を一歩出てから、もう車がコンパクトなことと静かなことに驚く。
家もコンパクトで、全てが軽量でスペースを出来るだけ有効に使えるようにデザインされていることには
感心するばかり。
着いてすぐに空港で見た車↑ かわいい。
息子は、軽トラックがとても気に入って欲しくなってしまったという。それからタクシーが何十年も前と変わっていないデザインなのが渋い。あれは、古い車なのだろうか?それとも型を変えていない新しい車なのだろうか。
そしてコンビニが楽しい。やたらミニサイズの商品があるのも面白いしコンビニフードも美味しい。
コンビニのサンドイッチはパンがふんわりしっとり。他の国ではお目にかかれないヒンヤリ冷たいポテサラサンドも嬉しい。私は二日続けてアメリカンドッグを購入している。アメリカンドッグというけれど、アメリカではコーンドッグという名前で、衣にコーンミールが入っていてキメも荒くてあんまり美味しくない。
あと、どこにでも歩いて行けるのもいいし、川がある風景も懐かしい。
ここには野川と多摩川が近くにあるので、毎日出かけるときに川沿いを歩くことが多い。川には大きな鯉が悠々と泳ぎ、鮮やかな緑がもうもうと茂っている。
この緑色と青空は、まさに日本のアニメに出てくる夏空と同じもの。
昨日は実家のすぐ近くのフレンチ・ビストロで母にご馳走になった。ランチはワンプレートランチが1800円、コースAは2400円、コースBは3200円だった。
私はフルコースを食べられる自信がなかったので、コースAをお願いした。
ここは、駅に近く人の多く行き交う住宅街の小さな入り口の店なのに、中に入ると結構奥まであって
少しだけ薄暗くて、静かで、気持ちよい緊張感の漂う店内だった。
お料理をする人が1人、給仕をしてくれる人が1人のシンプルなお店。
母は手作りのジンジャーエールを食前に注文した。
うっすらピンク色だったのは、新生姜を使ったのかもしれない。
前菜のメジマグロのカルパッチョは水の泡のようなガラスの器に載ってきて、魚はもちろん野菜が驚くほどに味が濃くて美味しかった。3種類のパンも出てきたのだけれど、多分パンもお店で焼いているらしい。
メインに選んだ魚のポワレも皮がパリッとしていて、ソースととても合っていた。
こんな、食材の一つ一つに気が配られていて、サービスも料理も素晴らしいお店はアメリカにはなかなかないし、あったとしても超高級レストランだ。
息子はすっかりブックオフが気に入って、連日通って、私にまだ?もう帰ろうよ〜。と言われている。
今日は朝から温帯低気圧とやらで、強い雨降り。午後から天気が回復するらしいので東京ぶらぶら歩きに出かけてきます。