ロンドン・ウインター・ウォーク | ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

2019年からのイギリス・ケンブリッジ生活を機にブログを始めました。2023年春からは、アメリカのサンディエゴに暮らしています。

 

日曜日の昨日は、チャリティ・イベントのロンドン・ウィンター・ウォークに参加してきました。

昨年、たまたまこのイベント中にロンドンにいて、沢山の人がお揃いの可愛い帽子をかぶって歩いているのが楽しそうだったので、ぜひ参加したかったのです。願いが叶いました✨

 

申込時に、コース、スタート時間などが選択できるようになっていて、私と夫は10時半出発のイースト・ルート、ハーフマラソンコースを選びました。ロンドンらしい風景や観光名所を眺めながらの、歩きやすいコースになっています。

ロンドンのOvalにある、クリケットグランド、The Ovalがスタート、及びゴール地点でした。

 

スタート地点ではゼッケンや、帽子などを受け取り、みんなで準備運動をしてスタートしました。チームで参加している人たちは、途中、タワーブリッジやロンドン塔の前などで記念写真を撮っていて楽しそう!

 

スタートして間もなく、川の向こうにウエストミンスターやビッグベンが見えてきました。

 

川のこちら側には、テートモダンミュージアムやロンドンアイがあり、人々で賑わっています。

 

テムズ川には、それぞれ個性的な橋がいくつもかかっていて、そこを通りかかるのも楽しいものです。ウォータールーの橋の下では週末は古本市が行われているし、ロンドンブリッジの下を通りかかると、あの有名な、ロンドンブリッジ、フォーリンダウン、フォーリンダウン、フォーリンダウン♪というメロディーがオルゴールの音で流れています。

 

 

そして、ロンドンといえば!のあの美しいタワーブリッジの吊り橋↑を通り過ぎると、私が好きなシャッド・テームズという昔は船着場と倉庫街だったエリアに入ります。

 

 

これらの倉庫は再開発によってアパートメントになっていて、最近では対岸の金融街、シティで働く人々が多く暮らしているそうです。

Thames Pass という歩行者用の道を川沿いに歩いたり、住宅街を通り過ぎたりしながら歩いて行くと、カナリーワーフが川向こうに見えてきて折り返し地点になりました。

 

折り返しポイントでは学校の建物の中に休憩所が作られていて、甘いペイストリーや、お菓子、フルーツ、お茶などが用意されていました。

時々小雨が降ったり、冷たい風にさらされて歩いてきたので、暖かい建物の中、綺麗でお湯の出るトイレ、座れるところや軽食はとてもありがたかったです。

 

折り返しからの道も、同じ道を通らないようにと工夫されているので、景色が変化して飽きることがありません。途中、タワーブリッジを対岸に渡り、今度はロンドン塔を通り過ぎ、モニュメントやセントポールズなどのある側の川沿いを歩きました。

 

途中、川岸に降りてマッド・ラーキングをしている人を眺めたり、「バンクシーの絵が描かれている壁、どこか知りませんか?」なんて聞かれたりすることもありました。

 

ウエストミンスターを通り越してさらに歩くと、Vauxhallの橋に出ます。

ここから、対岸の右側のエリアも再開発の進められたエリアです。巨大な4本の煙突の立つバターシー発電所が最近お洒落な複合施設に生まれ変わり、近代的なビルや住宅街が出来ています。下町的な存在だったエリアが東西南北、どんどん変化しているロンドンです。

 

 

そして、橋の袂。左側には、カッコイイMI6の建物。

 

 

この建物といえば、007。ジェームズ・ボンドのオフィス🌹

 

ここまで来たら、ゴールはもうすぐ。

スタートから5時間かかって21.0975キロを完歩しました。

 

実は、トイレに立ち寄れるところが限られていたのと、寒くてトイレが近くなりそうだったので

水分を十分に摂っていなかったことから、途中何度か足が攣りそうになりました。

寒さ対策と、水分補給は大切だと実感。

上半身はしっかり重ね着していたのですが、ソックスが薄かったこと。スパッツだけだと下半身が冷えたことが快適ではなかった原因になりました。次回への教訓にします。

 

ところで、ゴールでは、室内で座るところがあって、温かい食べ物と飲み物をいただけたのが、すごく良かったです。

用意されていたのは、チリビーンズ。パン、ライス、サラダ、カップケーキ、チョコレートクッキー、コーヒー、紅茶、清涼飲料でした。

チリビーンズも、熱い紅茶にクッキーも、とってもおいしかったです。

 

アメリカでは、ハーフマラソンを何度かやったことがあるのですが、バナナ、オレンジ、ホットチョコレートなどが配られることが多くて、こうして温かい食事がサーブされるというのは初めての経験でした。

イベント関係者の皆さんも、とっても親切で優しくて、驚きました。

 

もう、残り少ないイギリス生活ですが、ロンドンならではのこんなイベントに参加することが出来て、良い思い出になりました。