夜中に遠くで爆竹か花火の音がしました。
中国系の友人がSNSにライオンダンスの動画を載せていて、あの迫力のある太鼓の音と爆竹と中国の獅子舞を見て、なんだかおめでたい気分になった朝。
外を見ると、霜で真っ白。
気温はマイナス5℃でした。
でも、そんな気温で怯むイギリス人じゃありません。元気いっぱいにボートを漕ぐ練習をしているし、ジョギングに散歩にと皆生き生きとしています。
昨日も寒かったですが、バンピングというボートレースが行われていて、1日中家の前の川は盛り上がっていました。なんだか、こちらの人たちは雨にも風にも寒さにもとっても強い。というか、むしろその方がピンピンに元気な感じがします。
逆に少しでも暑くなると、途端に萎れてしまうところが、こう、北の植物とか動物のようです。
さて、私は今日はずっと家にいて片付けをしたり豆を煮たりしていました。
先日ポルトガルで食べたモツ煮込みが、とても美味しかったので家でも作りたくなって、牛の胃袋を買ってきました。
本当はお肉屋さん(ブッチャー)に買いに行けばよかったのですが、スーパーで瓶入りのポーランドの商品を見つけたので、それを使いました。
↑ポルトで食べたモツ煮込み。
その瓶入りの牛の胃袋は、なんかシチューのようにもう料理されていて、あまり好きじゃない味つけでした。でも、そこに白インゲン豆、トマトの水煮、ソーセージ、ポルトガルで買ってきたハムを投入してクロックポットで煮込みました。
胃袋の食感がイマイチなのと、瓶のソースの味がイマイチだったのですが、そこそこ美味しく出来ました。豆が美味しかったし、ソーセージを一緒に煮込むことによって味がまとまった気がします。軽く焼いたトルティーヤと一緒にいただきました。
胃袋料理といえば、私の義父が、昔とても美味しいメヌードというメキシコ料理を作ってくれました。ひよこ豆やホミニー(トウモロコシをふやかしたようなスイトンのような食感のもの)チリが入ってるシチューです。
カリフォルニアのメキシコ料理店にも週末料理として、よくメヌードが出ているのですが、義父のものとは違い、もっとサラリとしたスープのような食べ物で、がっかりした覚えがあります。義父のメキシコ料理はニューメキシコのあたりのスタイルなので、カリフォルニアのメキシカンとは少し違うようです。
フィリピン料理のメヌードは、胃袋ではなくて豚のレバーが使われているそうで、トマトシチューのような感じでした。でも多分、両方ともスペインが起源なのでしょう。
牛の胃袋は、下拵えも大変そうだし、簡単にどこでも買えるものでもないので、代わりにお肉を使ってまた豆と煮込み料理を作ろうと思います。ちなみに白インゲン豆はGreat Northern Beansという名前で売られていました。
昔はあまり好きではなかった豆料理ですが、最近、豆の美味しさに目覚めてよく食べます。
よく研究して、美味しい豆の煮込み料理が出来るようになったら、レシピを載せたいと思います。寒い日々ですが、皆様温かいものを食べて元気に暮らして下さい!