南から風と雨がやってきて、気温が急にあがったイギリス。
電車も普通に走っているようなので、ロンドンに買い物に行ってきた。
というのも、息子にUNIQLOの服をクリスマスプレゼントで買いたかったのだけれど
オンラインショップで、サイズMはほぼ売り切れで、SとかXXLとかしかなかったのだ。
日本に住んでいる人には、プレゼントにUNIQLO?と訝しく思われるかもしれないが
イギリスでは、なかなかオシャレなお店で、ロンドンに行かないと買えない。
しかも、寒い時には、ヒートテックの服や軽いダウンのジャケットは本当に重宝する。
ケンブリッジから直行で、ロンドン・リバプールストリート駅まで出た。
ケンブリッジからロンドンに出るには、この駅のほか、キングス・クロス駅へ直行で行けるのだけれど、リバプール・ストリートの方が時間が少しかかるけれど安い。
キングス・クロスへ出たら、地下鉄でオックスフォードサーカスなどへ出てUNIQLOやMUJIに行き、リージェント・ストリート、ピカデリーサーカス、ソーホーと買い物をするところも、そぞろ歩きするところもたっぷりあるのだけれど、人出が多いし、さっさと目的の買い物だけをして帰るのならリバプール・ストリート駅付近だとすぐに用事が片付いていい。
ついでに丸亀製麺でうどんを食べてくることも出来る。全部、駅からほど近い。
今回は、UNIQLOで結構買い物をするつもりだったので、大きな紙袋を下げて歩き回るのも面倒だったので、リバプール・ストリート駅は本当に助かった。
UNIQLOの近くには、スピタルフィールズ・マーケットというコヴェント・ガーデンのようなアクセサリーや服を売る店の並ぶところがある。フード・コートもあって、いろんな国の食べ物の屋台が並び、いつも人で賑わっている。
ここでも、ちょっとクリスマスショッピングをした。
この辺りは、シティという金融街にほど近い。
シティには、ロンドンらしい、いろんな形の高層ビルが立ち並び、平日はオフィス街として、人出がある。
観光客は少ないけれど、なぜかこのスピタルフィールドの辺りは、とてもオシャレな人が多いので、いつも、ちょっと驚きと共に人々を眺めてしまう。
駅に戻る道で、ちょっと脇道に入ってみたら、不思議な建物があった。
Victorian Bath House とある。建物は相当古そうだし、なんだか営業しているみたいなので、バスハウスとして営業しているのかと興奮して調べてみたら、パーティーなどの会場として営業しているのだそう。
この小さな建物の下には地下に降りていく階段があって、150人の人が食事をできるスペースがあるのだそうだ。
多分、昔は本当にバスハウスだったんだろうな、、、、、、。
銭湯好きな私は、イギリスの昔のバスハウスにとても興味があるのだけれど、もう営業しているところはないのだろうか?
駅についた。電車に乗ってしまえば、自宅近くの駅まで、居心地のいい座席に座って車窓の景色を楽しみながら考え事をしたり、ウトウトと昼寝をしているとついてしまう。
2時半にロンドンを出て、4時にケンブリッジに着くと、もうすっかり日が沈んで夜が始まっていた。なんだかぬるく感じるような風が強くふきつけてきた。
こんなイギリスのすぐに暮れてしまう冬の日にも慣れたし、遠い国の都会だったロンドンは、今や日常生活の延長の場としてそこにあるようになった。そんなことをふと、不思議に感じた。
4年前の今頃は想像もしなかったことだ。
さらに、子供の頃の自分にも全く予想することすらできない生活だ。
想像がつくようで、全く想像以上のことが起きるのが人生なのかもしれない。
来年の今ごろ、私はどこで何をしているだろう。そして、このブログを読んでくれているあなたは、来年の今頃、どこで何をしているのだろうか?