メディテーション・ガーデン(瞑想庭園) | ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

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2019年からのイギリス・ケンブリッジ生活を機にブログを始めました。2023年春からは、アメリカのサンディエゴに暮らしています。

サンディエゴから海岸沿いに北に少し行ったところに、エンシニータスという街がある。

長い海岸線。サーファー達。おしゃれなブティックが並ぶこの海辺の街は、アメリカのヨガの聖地とも言われている。

ここにある、セルフリアライゼーションという金色のタマネギ形のものが載った寺院のような建物の後ろに、メディテーション・ガーデンというとても美しい庭がある。

無料で、誰でも入れるのだけれど、コロナでずっと閉まっていたので、来るのは久しぶりだった。

 

今日は、娘と一緒にやってきた。

ここの庭園は、なんだか不思議な雰囲気だ。室内で育つような観葉植物や蘭などがイキイキとしていて、草花の色がなんだか濃いような気がする。

庭のあちこちに、石で出来たベンチが置かれていて、静かに瞑想に耽ることが出来る様になっている。

 

鯉の泳ぐ池があり、その上を鬱蒼と緑が覆い、水の流れる音が心地よく響いている。

 

 

 

人々は穏やかな微笑みを浮かべて通り過ぎる。

1人でベンチに座って、目を閉じて瞑想をする人、海を眺めている人などがいて、人々はそんな人の静かな時間をこわさないように、そっと小さな声で話をしている。

 

↑カリフォルニア・ガールの娘。

 

こんなに大きなハイビスカスの花に見惚れたり、、、

 

蘭の花の空気に溶けそうな紫色に見惚れたり、、、

 

 

私は、あまり温室だとか、庭園に興味がないのだけれど、ここは大好きな場所。

空気も、緑の存在もとても濃くて、生命の色が強くて、なんだかこの場所だけ魔法がかかっているような感じがする。

 

庭園を訪れた後は、エンシニータスの目抜き通りをブラブラした。

ブティックや、古着屋さん、ギャラリー。そして、沢山のカフェやレストランがある。

 

娘のおすすめのプルメリアという名前のタイ料理のレストランへ入った。

ここは、ベジタリアンのタイ料理なのだそう。

 

娘は、パンプキンカレーと玄米。私は、トムカースープと餅米を注文した。

 

 

 

それから、鴨肉もどきのLarbも頼んだ。

この鴨肉もどきは、何で出来ているのか、さっぱり、見当がつかなかったけれど、パリパリとした食感だった。

 

食後、バスルームに行くときに、ウエイターが食事をしている横を通り過ぎた。

お皿には2匹の焼き魚がのっていて、ああ、この人はベジタリアンじゃないのね。と、思った。

 

それにしても、最近、本当にベジタリアンやビーガンが増えたなあと思う。

そうでない人も、肉は毎日は食べないという人がまわりには多い。

私も、それほど体を使わない日にはそんな食事で満足しているけれど、そんな時には日本人で良かったと思う。

秋なら、焼き茄子。キノコの炊き込みご飯。揚げ出し豆腐。焼き芋。美味しい野菜料理が沢山思いつくからだ。

一度、チリビーンズ、ホットドッグ、バーベキューをビーガンのカップルにご馳走になったことがある。

見た目は、まさにそのものだった。

食感はやっぱり違うと思ったけれど、ソースの味で、よくわからないのだった。

バーベキューのプルドポークの代わりは、ジャックフルーツだったし、チリビーンズのひき肉の代わりも、ホットドッグのソーセージも、なんらかの加工品だった。

チーズも、何か、チーズのような見かけの違うものだった。

不思議な、満足感のなさが残った。

 

これって、健康なのだろうか?とも、ふと思った。

加工品の添加物や、ソースや味付けの過剰さが気になった。

面白いなと思ったけれど、それを積極的に自分の食生活に取り入れたいとは思わなかった。

新鮮な季節の野菜をシンプルにグリルするとか、蒸すとかして、食べた方が美味しいかもと思ったけれど、肉メインの料理に慣れているのか、それとも肉の代替物を欲しているのだろうか。

プロテインだったら、シンプルに豆などから摂ればいいわけだから、、、。

 

沢山の野菜や、穀物、ナッツ類などを使った料理は美しいし、いろんな味や食感があるのが楽しいけれど、シンプルで素材の味を活かす、和食の野菜料理って素晴らしいなと思うこの頃。

 

どうやら、食欲の秋がやってきているよう。